2022年に開催が予定されているサッカー・ワールドカップ カタール大会。国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長が、「カタールを開催地に決めたのは間違いだったかもしれない」と話し、波紋を呼んでいる。
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は9日、開催時期が問題視されている2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会について、「カタールを開催地に決めたのは間違いだったかもしれない」と語った。英国のサッカー専門サイトのインタビューに応じて考えを明らかにした。
(時事ドットコム「「間違いだったかも」=カタール開催でFIFA会長-W杯サッカー」より 2013/09/10)
ワールドカップは通常、6月から7月にかけて開催される。カタールの6月の最低平均気温29度、最高が41度とサッカーをするには厳しい環境。当初、カタール側はスタジアムに冷房を入れて対応するとしていたが、FIFAが危険だとして懸念を表明。開催時期をずらすことも模索されたが、冬は欧州主要リーグが開催されているため、欧州各国の抵抗を受けて、難しい舵取りが迫られている。
カタールの大会組織委員会は競技場の空調設備を整えることで酷暑対策に万全を期すとしていたが、国際サッカー連盟(FIFA)の医事委員会が危険であるとして“ドクターストップ”をかけ、ゼップ・ブラッターFIFA会長(77)も別の季節への移行を理事会に諮ることを明言したからだ。しかし、国内リーグが佳境の時期と重なるとして欧州各国は移行に猛反発。開催地変更すら求める声も上がっている。
(MSN産経ニュース「【カタールW杯】冷房完備しても「夏は無理」 11~12月移行見通しも反発の声強く」より 2013/08/27)
2022年のワールドカップ招致は、カタールのほか日本、アメリカ、韓国、オーストラリアが立候補していたが、オーストラリアの次に、2回目の投票で落選していた。カタールの開催が気候をめぐって紛糾する中、日本サッカー協会の大仁会長は、もし投票がやり直しになれば立候補する可能性を検討するとしている。
2022年に行われるサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の開催時期変更問題で、日本サッカー協会の大仁邦弥会長は30日、開催時期が夏から冬に変わった場合は開催国選定の前提が崩れるため、「投票やり直しになるのかどうか。冬開催になれば考える」と状況により、再立候補に含みを持たせた。
(MSN産経ニュース「【サッカーW杯】開催時期変更なら「22年」再立候補も」より 2013/08/30)
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