9月2日午後2時過ぎ、埼玉県越谷市や千葉県野田市で竜巻とみられる突風が発生し、住宅の屋根が飛ぶなどの被害が出ている。
朝日新聞デジタルでは、埼玉県警の情報として同日午後9時現在で、越谷市内で66人がけがをし、うち2人が頭の骨が折れる重傷を負ったと報じている。野田市内でも1人が軽いけが。埼玉と千葉の両県の集計では、午後9時までに少なくとも527棟の建物に被害が出た。
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9月3日に気象庁は「この突風をもたらした現象は、竜巻と認められる」と発表した。この突風の強さは、藤田スケールで「強い竜巻」とされるF2。現地調査の結果、被害範囲の長さは約19km、幅は100~200mだった。
埼玉県危機管理部の話としてNHKニュースが伝えたところによると、竜巻とみられる突風は越谷市の小曽根川から砂原にかけて東に進み、付近では車が横転したり、けが人が出ているとの情報が相次いだ。県は詳しい情報の収集を急いでいる。
また、朝日新聞デジタルによると、午後2時20分ごろに野田市でも突風が吹き、同市岩名を中心に家屋の被害が多数出ている模様という。住民から「家の屋根が飛んだ」「防災倉庫が飛ばされた」といった通報があった、と伝えている。けが人の情報はない。
気象予報士の斎藤恭紀さんは、竜巻の規模についてツイッターで「EF2スケールからEF3(日本では最強クラス)の竜巻かも」としている。
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ネット上では、竜巻と見られる映像や写真が次々とアップされている。
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※気象庁の発表で竜巻と確定したため、情報を追記しました(2013年9月4日)