イラク南部の「ガラフ油田」が原油の商業生産を開始したと、同油田の権益を持つ石油資源開発が9月2日に発表した。日本の自主開発油田は「日の丸油田」と呼ばれるが、イラク国内の「日の丸油田」が原油を生産するのは、イラク戦争後では初めて。
時事ドットコムによると、2014年初めにも日本に輸出される見通し。日本にとっては、原発停止で重要性が増す火力エネルギーの安定的な確保につながりそうだ。
石油資源開発の渡辺修社長はプレスリリースで以下のようにコメントしている。
ガラフ油田は、引き続きオペレーターである PETRONAS社と一致協力のもと、さらなる増産のために開発作業を行い、最終的には日量 23 万バレルの生産を目指します。弊社は今後とも、イラク共和国復興の懸け橋として本事業に取り組むとともに、我が国へのエネルギー安定供給に貢献すべく、安全で着実な開発・生産操業に努めてまいります。