ネスレ日本は8月28日、9月から“インスタントコーヒー”という呼称を“レギュラーソリュブルコーヒー”に変えると発表した。47NEWSによると、高岡浩三社長は東京都内で開いた新製品発表会で「もはやインスタントコーヒーではない」と宣言したという。
“ソリュブル”とは英語(soluble)で「溶ける」を意味する。ネスレが9月1日に発売する『ネスカフェ 挽き豆包みコーヒー』シリーズは、これまで通り、カップに粉とお湯を注ぐだけで、手軽にコーヒーを作ることが出来る商品だ。しかし、従来とは違う『挽き豆包み製法』と呼ばれる製法で作られており、コーヒー豆そのものを極めて小さく砕いた粒が入っているため、いれたてのような香りと風味が楽しめるという。飲んだ後に“クレッセント(三日月)”と呼ばれる豆の粒子が残るのが特徴だという。
コトバンクによると、インスタントコーヒーはもともと、『ソリュブル・コーヒー(soluble coffee)』と名付けられ、1901年にアメリカで発売されたという。その後、アメリカ人G.ワシントンが別の方法で作った製法のコーヒー粉末が『インスタントコーヒー』の名で特許をとった。
MSN産経ニュースによると、ネスレは世界で初めてフリーズドライ製法によるインスタントコーヒーを開発した企業でもあるという。インスタントコーヒーの“本家本元”にかかわらず、今回同社はここまで普及した呼称をあえて自らやめることにしたという。
この新しい“レギュラーソリュブルコーヒー”について、インターネットユーザーの評価はあまり芳しくないようだ。
なかには、ネスレ Voice of Consumer(お客様の声)ツイッターに向けての発言もある。
しかし、ネスレ社内などでは、「ソリュブル(ソリブル)」という呼び方をサれていたというツイートもあった。
名前の新党は名称が変わったレギュラーソリュブルコーヒー。お味の方はいかがだろうか。ネスレのホームページには、飲んだ後の感想が集まっている。参考にしてみてはどうだろうか。
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