「人種の分布図」が点描画になった。
2010年に実施された米国国勢調査から収集されたデータを基に、米国を最も詳細にカバーする人種分布の色分けマップが発表された。作成者は、バージニア大学ウェルドン・クーパー市民センター(Weldon Cooper Center for Public Services)のダスティン・ケーブル氏だ。
主要民族別に5つに色分けされた点の数は、米国の総人口である3億874万5538個だ。ケーブル氏の手による、色鮮やかで極めて詳細なこのマップには、何ともいえない美しさがある。
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このマップでは、青い点は白人、緑はアフリカ系米国人、赤はアジア系、オレンジはラテン系に色分けされている。それ以外の人種は全て茶色で示されている。
米国全土
この特徴あるマップでは、特定の都市や地域だけでなく、道路レベルにも比較的容易にズームインすることができる。人種融合と人種隔離の状態を、マクロとミクロ両方の目線から明確に確認できるわけだ。
ミシガン州デトロイトの地図を見てみよう。都市と郊外を隔てる8マイル・ロードをはさんで、人種がくっきりと分かれている。道路によって人種が隔離されている証拠だ。
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デトロイトの8マイル・ロード
ニューヨーク市の概観からは、この大都市圏内にある多くの地区が人種別に入り組んでいる様子がわかる。
ニューヨーク市
同氏が作成したマップを、他にもご覧いただきたい。多様な特殊性が見て取れる。マップの全貌は、ウェルドン・クーパー市民センターのサイトで見ることができる。
ソルトレーク・シティ
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ロサンゼルス
シカゴ
ワシントンD.C.
米国東海岸
[Meredith Bennett-Smith(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]