『フォーブス』誌が、30歳未満で最も稼いでいるセレブのランキングを発表した(いろいろなランキングがあるものだ)。
ナンバーワンに輝いたのは、ジャスティン・ビーバーではなく、レディ・ガガだ。
同誌によるとガガの年収は8000万ドルで、その大半はツアーで稼いだものだ。腰の怪我で中止になってしまったものの、今回のワールドツアー「Born This Way Ball」は、中止までに1億6800万ドルを叩き出した。当初の予定通りに続いていれば、その額は2億ドルを上回っていただろう、と同誌は推計している。
ご存じのように、現在ガガは新しいアルバム「#ARTPOP」のリリースに向けて準備を進めている。ニューアルバムの発表とそれに続くであろうワールドツアーで、この27歳の女性は、すでに手にした莫大な金貨の山を、さらに高く積み上げていくことだろう。
ビーバー・ファンも心配しなくていい。彼も5800万ドルという稼ぎっぷりだ。そして賢明にもその一部を、音楽ストリーミング配信サービスSpotifyといった有名新興企業に投資している(マネージャーであるスクーター・ブラウンのお手柄だ)。
今回発表された前年の年収には、公式グッズ販売契約に対する「数千万ドル規模の前払金」が加算されている、と『フォーブス』誌は認めている。とはいえ、19歳の若者にしては悪くない稼ぎだ。今年はもっと稼ぐかもしれない。(ビーバーは2011年5月、フォーブス誌による「最も稼いでいる世界のセレブ100人」で17歳の若さにして3位に入った。17歳でのランキング入りは最年少だった。)
アカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスは2600万ドル。『トワイライト』シリーズで共演したクリステン・スチュワートとテイラー・ロートナーは、それぞれ2200万ドルを稼いだ。
それにしても奇妙だ。ドレイクの名前がまだ登場していないのはなぜだろう。26歳のラッパーは、「俺は、ちんけなリストじゃなくて、フォーブスのリストに載ったぜ。何もかも絶好調さ」と、自信満々で歌っていたはずだ。どん底からスタートして、いまだにどん底なのだろうか?(というのはほんの冗談。彼の去年の年収は2000万ドルだ)。
[Kia Makarechi (English) 日本語版:松田貴美子/ガリレオ]
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