79歳で絶好調、15の陸上世界記録を持つ女性

ほとんどの人は65歳で棒高跳びを始めようなどとは思わないだろうが、フロー・マイラーさんは違う。CNNが先日行ったインタビューによると、79歳のマイラーさんは、14年前に初めてハードルを飛び越えて以来、陸上競技場で開催されるほとんどすべての競技に出場し、15の世界記録と12の米国国内記録を保持している。
Marvin Hill/Humana

ほとんどの人は65歳で棒高跳びを始めようなどとは思わないだろうが、フロー・マイラーさんは違う。CNNが先日行ったインタビューによると、79歳のマイラーさんは、14年前に初めてハードルを飛び越えて以来、陸上競技場で開催されるほとんどすべての競技に出場し、15の世界記録と12の米国国内記録を保持している。

マイラーさんは2011年に、75歳以上の屋内棒高跳びの世界記録を破った。他にも60mハードル、障害走、円盤投げ、400mリレー、200mハードル、ハンマー投げの記録も作っている。

今年7月下旬には、クリーブランドで開催される全米シニア大会に出場する予定だ。

かつてはシニアオリンピックのテニス選手だったマイラーさんが陸上競技をやってみようと思ったのは、これらの競技が選手を「切実に」必要としていたからにすぎないという。CNNのインタビューでは、走り幅跳びをやってみたら、たちまち大好きになったと答えている。

バーモント州シェルバーンに住むマイラーさんには、5人の孫と2人の曾孫がいる。以前にもまして活動的で、パートナーと一緒に週に5~6日のトレーニングに励んでいる。「WCAX」サイトのインタビューでも、「今が一番体調がいい」と答えている[リンク先に練習風景の動画あり]。

マイラーさんのトレーニング・パートナーである77歳のバーバラ・ジョーダンさんは、WCAXの動画で次のように話している。「身体というものは、人が思っているよりもかなり回復力の高いものだと思います。齢をとっても引き続き上達することができるのです」

「年をとりすぎるということはない。それが私のモットーです」とマイラーさんはFOX6に語っている。「遅すぎるということはけっしてないのです」

[Lindsey Davis(English) 日本語版:平井眞弓/ガリレオ]

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