安倍政権となって初めての大型国政選挙となる参院選は21日、即日投開票され、次々議席が決まっている。東京選挙区(改選数5)は主要政党の公認候補や諸派、無所属の候補者ら計20人が立つ激戦だったが、自民現職の丸川珠代氏、公明現職の山口那津男氏、共産新人の吉良佳子氏、無所属新人の山本太郎氏、そして、自民現職の武見敬三氏が当選を確実にしている、と朝日新聞デジタルが報道している。民主党の鈴木寛氏は惜しくも落選し、同党は東京選挙区の議席を失った。ハフポストでは、全国区の開票速報と同時に、東京選挙区の開票速報をネットユーザーの反応を交えてお届けする。
参院選の前哨戦といわれた6月の都議選では、自民党が擁立した59人全員が当選し完勝。共産党が第3党になり、民主党が改選前の議席を大幅に減らして第4党に転落した。
参院選では、都議選の惨敗を受けて候補を1人に絞った民主党が議席を維持できるか注目されたが、東京で結党以来の議席失った。一方、共産党は12年ぶりに議席獲得した。
民主党の細野豪志幹事長は、選挙戦最終日の20日、東京選挙区で議席を獲得できなかった場合の自らの進退について「全て責任は私にある」と述べ、幹事長を辞任する意向を示した。産経ニュースなどが報じた。また、細野氏は「全体の選挙で土俵際でもいいから生き残り、政権を担える政党に民主党を復活させる」とも述べ、党再生への意欲をにじませたという。
民主党は6月の都議選惨敗を受け、公示直前の7月2日、すでに公認していた現職2人のうち、大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化した。無所属で立候補した大河原氏を菅直人元首相が公然と支援するなど、混乱した。
東京選挙区の候補者は次の通り。
【東京選挙区(改選数5)】
・大河原 雅子 60(無所属・現)
・釈 量子 43(諸派・新)
・中松 義郎 85(無所属・新)
・松本 実 66(無所属・新)
・丸子 安子 45(みどり・新)
・山口 那津男 61(公明・現)
・武見 敬三 61(自民・現)
・小倉 淳 55(維新・新)
・丸川 珠代 42(自民・現)
・吉良 佳子 30(共産・新)
・又吉 光雄 69(諸派・新)
・桐島 ローランド 45(みんな・新)
・マック 赤坂 64(諸派・新)
・鈴木 寛 49(民主・現)
・鈴木 信行 47(諸派・新)
・森 純 65(無所・新)
・犬丸 勝子 58(無所・新)
・山本 太郎 38(無所・新)
・中村 高志 53(無所・新)
・西野 貞吉 77(無所・新)
※届け出順。年齢は投票日(7月21日)の満年齢。敬称略。政党の略称は、民主(民主党)、自民(自民党)、公明(公明党)、みんな(みんなの党)、生活(生活の党)、共産(共産党)、社民(社民党)、みどり(みどりの風)、維新(日本維新の会)、改革(新党改革)、大地(新党大地)、国民(国民新党)、その他は諸派、無所は無所属。
☆開票情報は、ネットユーザーの声を交えつつ順次アップデートしていきます。
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