菅直人元首相が19日、自身のブログにおいて、自民党に対して落選運動を開始した。「比例は自民党に投票しない」というものだ。
菅元首相は、民主党政権で推進していた原発ゼロへ向けたエネルギー政策を、自民党が変更したことに対して、このままでは多くの国民の意志が生かされないと指摘。下記のような内容とともに、自民党には投票しないとする落選運動を呼びかけている。
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「自民党の安倍政権は福島原発事故を忘れたかのように原発推進で暴走しています。安倍政権の原発推進を止めるには、原発ゼロを求める国民が大半だということを投票で示すことが必要です。選挙区選挙は自民党候補が落選しなければ効果が出ませんが、その点、全国比例区選挙では自民党に対する全国民による投票ですから、自民党票の多寡で批判の強さがはっきり出ますし、自民党の議席を減らすこともできます。たとえば、選挙区選挙で自民党が議席の過半数を獲得しても、比例で自民党の票が10%以下と過半数を大きく割り込めば原発推進政策への批判の強さがはっきり出ますし、自民党の比例候補は落選します。安倍政権はたじろぐでしょう。」
(菅直人氏ブログ「比例は自民党には投票しない「落選運動」の呼び掛け」より。 2013/07/19)
菅元首相は、ツイッターでも「ネット選挙なのでまだ間に合うと」ツイート。「比例では自民党に投票しない」を合言葉に賛同者に向けて発信している。
この行動に対して、インターネットユーザーからは、様々な声が上がっている。
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