LINE株式会社は、写真と3行のテキストでニュースがわかるスマホアプリ「LINE NEWS」を、iPhone / Android 向けに提供を開始した。
LINE NEWSは、20代、30代で保有率が5割を超えるスマートフォンの拡大を背景に、「ひまつぶし」を求めるライト層の獲得を狙ったニュースアプリ。一画面に一記事が収まるよう、見出し、画像、3行の本文にまとめられ、短時間で概要を把握できる。
長い記事本文そのものを排し要約文だけにしたり、親しみやすい「です・ます調」による記述、いわゆる「まとめサイト」のように背景情報を伝えるリンクをコメント付きで入れる、リンクをクリックせずにスクロールするだけ次の記事に読み進められる、などスマートフォンやインターネットへの最適化を徹底している。
LINEでは以前より、ウェブ版のニュースにおいて、記事冒頭に「ざっくり言うと」と名付けた要約文を掲載していたが、これに追従した最大手のYahoo!が、「まとめると」を設けるなど(※今は廃止している)、ニュースポータル各社はライト層への対応を模索している。
●ネットユーザーの反応
使い勝手については好意的な意見が見られた。
ニュースの内容に関しても、数行でまとめられているので、ひと目で内容を把握することができます。たくさんのニュースを斜め読みするには便利です。
(中略)
ユニークだと思ったのは、一度、目を通したニュースに関して、続報があるとプッシュ通知してくれるという機能です。
(ネタフル「「LINE NEWS」スマホ時代の王道を目指すiPhoneニュースアプリ」より 2013/7/18)
イメージ画像が混乱を招くという指摘も。
ただし、記事を閲覧していて少し気になった点があります。それは、画面に表示されている写真などが必ずしもその記事と直接関係ないものが使われている場合があるということです。
たとえば、山形県で川が増水したというニュースに使われている写真は、実際にはアメリカで撮影された風景写真を一部トリミングして雰囲気を強調した、いわゆる「イメージ画像」でした。こうしたイメージ画像がそのままニュースとして伝えられるのはやや違和感を覚えます。
(AndroidニュースやアプリのAppLab「LINEがニュースをまとめてざっくり読めるメディアサービス「LINE NEWS」を提供開始。便利そうですが気になる点も」より 2013/7/18)