イスラム教徒が国民の大半を占めるエジプトやアラブ首長国連邦などの国では、ラマダンは1年でもっとも売り上げが期待できる時期だ。ホテル、レストラン、衣料品産業などが最大の利益を上げている。
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3年前にドバイにあるアラブ研究センター(Pan Arab Research Center)が行った予測によれば、エジプトでラマダンの時期に使われる広告費は1億4200万ドルで、ほかの時期と比べて62%も多くなっている。
米国内でもイスラム教コミュニティは拡大している。そして、米国内で生まれたイスラム教徒が増えることにより、イスラム教に関連したビジネスの数も増加すると見込まれている。米国で世論調査などを行うシンクタンク、ピュー研究所は、米国のイスラム教徒の数は、今後20年間のうちに現在の260万人から2倍になると予測している。
米国でイスラム教徒が運営する小売店やサービスは数十年前から存在しているが、それらは主に、食品の処理や加工に関するイスラム教の戒律「ハラール」に従った精肉店や、イスラム教の日曜学校などが一般的だった。しかし、最近登場している新しい企業では、洋服や音楽、化粧品、おもちゃ、冷凍食品、料理本にいたるまでさまざまな品物を販売し、これまでとは異なった市場を相手にしている。
以下のギャラリーでは、車を購入すると金の延べ棒がもらえるサービスや、アルマーニのラマダン用豪華チョコレート、価格1000ドルのカップケーキなど、中東各地で提供される贅沢なラマダン関連商品を紹介する。
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[Jaweed Kaleem (English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]
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