カルメン・デロリフィチェ(Carmen Dell'Orefice)さんは、「世界最高齢の現役モデル」だ。82歳になった現在でも活動的で、今年始めに両膝の手術を受けた後でも、その勢いは衰える気配が感じられない。
デロリフィチェさんは、現在もロレックスなど有名ブランドのモデルを続けており、昨年9月のニューヨーク・コレクションでは2回登場した。
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デロリフィチェさんはインタビューで、若さの秘訣や恋、移民だった両親や、厳しい幼少期について語っている[Wikipediaによると、両親はイタリアおよびハンガリーから米国に移住した移民で、別居を繰り返したため、孤児院で多くを過ごした。15歳でモデルとなってからも貧しさは変わらず、バス代を節約するためローラースケートで移動していたという]。そして、70年におよぶ活動的なモデル生活を振り返り、次のように述べている。
「私はモデルとして、ひとつの決まったアイデンティティーは持ちませんでした。おとなしいカメレオンのような女優でした。私は常に変化する存在でした。目立った個性はなく、孤独で地味な性格で、決して雑誌の表紙には向いていませんでした。雑誌の表紙に登場する機会が多くなったのは、15年前からでした」
デロリフィチェさんは、ある「映像伝記作家」が彼女の人生について映画を制作していると述べている。ぜひ見てみたいものだ。
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冒頭の画像と以下の動画等は、YOU誌の撮影時のもの。その下のギャラリーでは、15歳の時に初めて表紙を飾った『Vogue』誌を皮切りに、デロリフィチェさんの70年に及ぶモデル人生を紹介する。
[Lauren Leibowitz(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ ]
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