「センキョ」で得する夏が来ますーー
参院選に投票に行くと、飲食店などで割引を受けられるイベント「センキョ割2@よこはま」が21日から2週間実施される。投票に行った際に投票所の看板前で写真を取り、「センキョ割」のステッカーが張ってあるお店に提示するだけで、割引サービスが受けられるという簡単な仕組みだ。
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確認しておきたい「センキョ割」ステッカーはこれ。横浜らしいマリンカラーのおよそ“選挙”とは関係のないようなオシャレなデザイン。
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今回「センキョ割」ステッカーを配布したエリアは横浜。カフェやレストランなどの飲食店や、ネイルサロン、パソコン教室など、2013年7月8日現在、51店舗が登録されている。投票に行った写真を見せるだけで割引が受けられたり、和牛カルビやドリンク1杯無料などのサービスが受けられる。
東京や千葉、埼玉で投票をした人でも、横浜の対象の店舗で写真を見せると割引となり、期間内であれば、何回でも利用できる。「センキョ割に参加する店舗さんには、おしゃれなお店が多い。投票をきっかけにデートなどを楽しんでも良いのでは。」と、このイベントを企画した横浜市中区のベンチャー企業「株式会社 ワカゾウ」の担当者は言う。
センキョ割は、若い世代の投票率をアップさせる目的で生まれたイベントで20~35歳を対象にしている。昨年の衆院選の際に埼玉エリアに続き、今回が2回目の実施となる。横浜が選ばれた理由は、センキョ割を手伝う高校生ボランティアが多いからだという。高校生ボランティアは期間中「割り箸」を配って投票を呼びかける。高校生にボランティアをお願いする理由には、「先輩、選挙に行きましょう」と高校生に呼びかけられたら、断りづらいという心理をついた視点もあるという。
センキョ割の他にも、ワカゾウでは、若者に選挙や政治に興味を持ってもらうために様々な試みを行なっている。例えば、昨年の衆院選では、質問に答えるだけで自分の好みの政党がわかるという「政党チャート」を作成した。
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「政党チャート」は、「好きなデートコースは?」や、「初デートはどこへ?」などの2択の質問に答えながら進むと、ひとつの政党にたどり着くというもの。一見、政治とは全く関係ないような質問が並んでいるように見えるが、「恋人にするならどっちのタイプ?」という質問は「防衛政策」の考え方に置き換えて考えてみることができるなど、それぞれの質問が衆院選の争点として注目が集まっていた「防衛政策」や「消費税」、「原発問題」「TPP」に関する質問に結びついているという。
2013年の参院選では、政党を擬人化してストーリー化したマンガコンテンツ「まんが【聖塔小学校】」を投票日頃までに用意する。擬人化された政党のストーリーを楽しむことで、政党の違いを知ることができるというものだ。
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セーラー服?和服?これらのキャラクターがそれぞれどの役割を演じるのか大変気になる。漫画コンテンツがリリースされたら、また紹介してみたい。
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