中国が躍進した「フォーチュン・グローバル500」

『フォーチュン』誌は7月8日(米国時間)、2013年3月31日までの各事業年度総収入をもとにランク付けした世界の企業番付「フォーチュン・グローバル500」を発表した。

『フォーチュン』誌は7月8日(米国時間)、2013年3月31日までの各事業年度総収入をもとにランク付けした世界の企業番付「フォーチュン・グローバル500」を発表した

世界で最も利益を上げた企業はどこだろうか? その栄誉に輝いたのは、米石油大手エクソン・モービル社で、利益は449億ドルだ。それに続くのがアップル社で、利益は419億ドルだ。

利益額ではエクソン・モービル社に軍配が上がったが、売り上げとなると話は別だ。2年連続グローバル500のトップに輝いたのは、オランダの石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル社で、売り上げ額は4817億ドルだ。続く2位は米ウォルマート社で売り上げは4692億ドル、3位がエクソン・モービル社で4499億ドルとなっている。

グローバル500にランクインした企業の2012年売り上げを全て合わせると30兆3000億ドルになる。前年度に比べて3%近い伸びだ。しかし、利益総額は1兆5000億ドルで、5.5%ダウンしている。

この点については、ロイヤル・ダッチ・シェル社やシェブロン社のような石油関連大手の純利益が減少していることが大きい、とフォーチュン誌のステファニー・ミータ副編集長はプレスリリースの中で述べている。

売り上げ上位10社のうち7社はエネルギー関連企業で、ランキング全体でも最多を誇る業種となった。また、今年も米企業がランキングで優勢となり、500社中132社に上った。続くのは中国で89社だ。[売り上げ上位10社のうち3社は中国2012年版では、米国132社、中国73社、日本68社で、中国企業は16社増えている。なお、2013年版の売り上げランキングにはトヨタ自動車が8位に入った(前回10位)]

2013年版「フォーチュン・グローバル500」の総合ランキングはこちら。以下のギャラリーでは、フォーチュン誌が発表した、世界で最も利益を上げている企業上位10社を紹介している。

[(English) 日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

関連記事

注目記事