「ジャパンエキスポ2013」が盛況=進撃の巨人、くまモン、北斗の拳、コスプレなど【画像集】【争点:クール・ジャパン】

50m級の巨人が、パリを陥落?ーー4日からフランス・パリの見本市会場で開かれている、日本文化をテーマにした「第14回ジャパンエキスポ」が盛況だ。フランス国内からだけでなく、ドイツやイタリアなど、周辺の国々から4日間で20万人の動員を見込む欧州最大規模のイベントというだけあって、様々な日本文化が紹介されている...
樋口文和

50m級の巨人が、パリを陥落?ーー4日からフランス・パリの見本市会場で開かれている、日本文化をテーマにした「第14回ジャパンエキスポ」が盛況だ。フランス国内からだけでなく、ドイツやイタリアなど、周辺の国々から4日間で20万人の動員を見込む欧州最大規模のイベントというだけあって、様々な日本文化が紹介されている。

日本の伝統文化としてお馴染みの日本刀や着物、茶道、刀剣の紹介はもちろん、忍者が手裏剣を投げるというパフォーマンスもある。能面を制作するブースでは、黙々と面が彫られている。

伝統文化だけでなく現代の日本文化も紹介されている。バッティングセンターやチューニングカー、バイク、プロレスのパフォーマンス、原宿ファッションなど、幅広いジャンルが展開されている。食のコーナーでは焼き鳥やたこ焼き、おにぎり、寿司、ドラ焼きアイス、餃子、カレー、とんかつ唐揚げ弁当など、日本では定番のものが販売されている。

しかしなんといっても、若者に人気があるのはアニメやゲーム、キャラクターである。

ゆるキャラのひこにゃんは、会場を回って可愛さをアピール。ひっきりなしに写真撮影をせがまれる。

会場では、くまモンハットが配られ、くまモンと一緒にダンス。くまモンも踊ったモン!

北斗の拳30周年を祝った「原哲夫 30年の戦い」という企画展では、原哲夫氏のイラストや、ラオウと黒王号の像が展示された。

ゲーム、XBOX ONEの紹介には何百もの人が集まった。

戦隊ヒーローを国外向けにリメイクしたパワーレンジャーは、メインステージで「河南スタイル」を披露(動画)。

のど自慢ブースでは海外の方たちが日本人顔負けの日本語でカラオケを熱唱。ニコニコ動画によると、日本語はアニメで覚えている人が多いのだとか。

そして、会場をさらに華やかに楽しませてくれるのが、コスプレをする若者たちであろう。フォトギャラリーで紹介しよう。

アベノミクスの成長戦略では、クール・ジャパンを推進するとしている。

過去のジャパンエキスポに関する経産省の報告によると、オタフクソースなどがこのイベントでお好み焼きショップを展開し、その後、フランスにお店を出店するようになったの報告もあり、アニメ等のコンテンツ以外のビジネスも海外展開が期待できる。

しかし、「クールジャパン」という点を公約などではっきり打ち出す政党はなかなか見かけない。

クールジャパンの試みは成功するのか。まだまだ足りないとするなら、何が必要なのか。今後議論になりそうだ。

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