セックスレスだと感じている既婚者はほぼ半数に及ぶことが、コンドームメーカー大手の相模ゴム工業(神奈川県厚木市)が行ったセックスの回数や意識に関する全国の男女を対象にした調査で判明した。
朝日新聞によると、セックスレスと感じているのは、交際相手のいる未婚者は29・0%だったのに対し、既婚者は55・2%にのぼり、40~50代の男性では6割を超えた。1カ月の平均回数は未婚者の4・1回に対し、既婚者は1・7回となっている。
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セックスが少ないと感じる人のうち、「もっとしたい」と答えたのは男性75・2%に対し、女性35・8%。回数が少ない理由は男女共に「相手がその気になってくれない(平均40.3%)」がもっとも多い結果に。20代・30代女性に関しては「仕事や家事が忙しくて時間がない・疲れている・子どもや家族がいて機会が少ない」という理由が多かった。
どれくらいの空白期間があるとセックスレスとなるのか。日本性科学会は、「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」と定義している。
セックスに関する国際比較として、2007年に英国のコンドームメーカー、デュレックス社が行った「セクシャルウェルビーイングサーベイ」がある。26ヶ国の26000人を対象に行なったオンライン調査によると、セックスの頻度がもっとも高いのは1.ギリシャ(87%)、2.ブラジル(82%)、3.ロシア(80%)、満足度が高いのは1.ナイジェリア(67%)、2.メキシコ(63%)、3.インド(61%)の順だった。日本は、頻度(34%)、満足度(15%)ともに26ヶ国中最下位だった。
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