東日本大震災の津波に耐えたが、その後枯れてしまった岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の復元をやり直す作業が5月27日から始まったが、ネット上では疑問の声も出ている。
「奇跡の一本松」の復元作業は、今年3月に終了する予定だったが、「以前と姿が違う」という指摘を受けて、枝の取り付け部分の角度などを調整する。復元作業をやり直すことになった。陸前高田市は6月末には作業を終え、7月上旬に完成式典をする予定だ。産経新聞では次のように報じている。
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一本松は景勝地、高田松原の約7万本の中で唯一残ったが、枯死。幹を防腐処理し、枝葉をレプリカで再現して復元する。市は復元に必要な費用約1億5千万円の寄付を募り、これまでに1億2500万円以上が集まった。やり直し作業に伴う業者との契約額に変更はないという。
(MSN産経ニュース 2013/5/27 13:18)
今回の復元やり直しに対して、ネット上では「金の無駄遣い」「目的がずれている」など、さまざまな異論が噴出している。
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さらに、そもそも「奇跡の一本松」を復元するという行為に対して批判的な声も多い。なかでもフリーライターの赤木智弘氏は、「どうして立ち枯れという現実を受け容れないのか」と、言葉を強めている。
(※読者の皆様は、「奇跡の一本松」復元事業についてどのように考えますか?コメント欄にご意見をお寄せください)
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