警視庁が募集していた「振り込め詐欺」の新名称について、最優秀作品として「母さん助けて詐欺」を選んだと12日発表された。ほかに優秀作品として「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」も選出された。
「振り込め詐欺」は、かつて「オレオレ詐欺」とも呼ばれていたいた。息子や孫になりすまして「俺、オレ」と電話をかけ、現金を振り込ませる事件が流行していたからだ。その後、息子や孫を装うタイプだけではなく、手口が多様化したため「振り込め詐欺」と名称を変えていた。
しかし、その後、手渡しで現金を受けとる手口が主流となっていたため、警視庁によって公募が行われた。
公募には、約1万4千の応募があったとされるが、発表を受けて、インターネットユーザーの反応は手厳しいものが目立つ。
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12日は、母の日だ。母の日に合わせて警視庁はこの新ネーミングを発表したようだ。共同通信は発表イベントの様子を下記のように報じている。
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イベントに参加した西村泰彦警視総監とタレントのコロッケさんらは「母さん助けて詐欺を撲滅するぞ」と気勢を上げた。西村総監は「きょうは母の日。普段からお母さんと話をして、詐欺に遭わないよう意思疎通を図っていただければ」と述べた。
(共同通信 2013/05/12 11:29)
母の日だからと親子で話をする機会も増えそうだが、子供からの電話に注意を呼びかけるネットユーザーもいる。
電話での詐欺への対策を紹介する声もある。「母さん助けて詐欺」に合わないよう、日頃からのコミュニケーションが必要だ。