テニスのマドリード・オープンは9日、男子シングルス3回戦があり、世界ランキング16位の錦織圭(日清食品)が連覇を狙った同2位のロジャー・フェデラー(スイス)を6-4、1-6、6-2で破る金星を挙げ、準々決勝進出を決めた。
白熱した試合の詳細を朝日新聞デジタルが次のように報じている。
(編集部注:錦織は)第1セットを、唯一のブレークチャンスを生かして先取。第2セットはフェデラーの前後の揺さぶりに苦しめられて落としたが、最終セットはストローク戦で圧倒した。2月に痛めた左脇腹の不安を感じさせない力強いプレーが光った。
(朝日新聞デジタル 2013/5/10 1:51)
フェデラーは元世界ランキング1位。4大大会優勝の最多記録保持者でもある。錦織はフェデラーと2011年11月のスイス室内決勝で初めて対戦しているが、このときは1-6、3-6で負けている。試合後、喜びを語った錦織の記者会見の内容を時事通信が伝えている。
「彼は僕にとってアイドル。勝つのが目標の一つだった。それも得意とは言えないクレーコートで達成できるなんて素晴らしい」と、記者会見で素直に喜びを表した。
自信に満ちた23歳は、2度目の対戦となった元世界1位の実力者と互角以上に渡り合った。「もちろん好感触はあった。だが、この結果は予想していなかった。フェデラー相手に第3セットを6-2で取るのは容易ではなかった」
(時事ドットコム 2013/05/10 09:23)
マドリード・オープン初戦を控えた5日、錦織は自身の公式サイトでブログをアップ。バルセロナ・オープン・サバデルで滞在したバルセロナの写真やマドリード・オープンの参加賞の写真とともに、大会への意気込みを語っている。
プレーはかなり積極的なので落ち着いてプレーしたいです。
このマドリード、ローマとドロー数が少ないのでどこもタフなドローです。モナコ、ティプサレビッチが一回戦で当たってたり。
バルセロナ終わって1週間トレーニング練習を積み重ねてきたので準備はできています。
(錦織 圭 公式ブログ 2013.05.05)
勢いにのる錦織選手。今後も目が離せない。
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