どうも、wasabi(wasabi_nomadik)です。
昨夜Twitterを見ていたら、今日本で「電車で化粧はみっともない」というメッセージを伝える東急電鉄のマナー向上キャンペーンCMに批判が殺到して話題となっているというニュースがタイムライン上に流れてきました。
話題のCMはこちら。
「都会の女はみんなキレイだ。でも、時々みっともないんだ。」というナレーションの後に「みっともないないないないな〜い」という歌に合わせてダンスが始まるというCMです。
これに対して「鉄道会社にみっともないと言われる筋合いはない」とか「車内化粧よりも痴漢とか泥酔して寝てる人とかもっと追求されるべきマナー違反の人がいるだろう」というようなコメントを各所で見かけました。
ちなみに、"ないない"の部分がドイツ語でNoを意味する"Nein Nein"に聞こえないこともないので意外とドイツ人も理解できるかもしれません(笑)
という話はさておき。
私はこの東急電鉄のCMを見て真っ先に思い出したのがドイツ・ベルリン交通局のイメージCM、「Is mir egal」です。日本語で「どうでもいい」という意味のタイトルで、「ベルリン交通局は乗客を愛しているから無賃乗車以外はなにも気にしないよ」というメッセージを伝えるイメージCMなのですが、これを観ると「化粧はNG」と言う日本のCMがなにかの冗談に思えてくるくらいレベル違いでクレイジーなんです...!
ビデオはこちら。(英語の字幕もあります)
ベルリン交通局は何も気にしない?!その気にしなさをピックアップ
音楽演奏しても気にしないよ
馬に乗ってても気にしないよ
男の上に男がまたがってても気にしないよ
おばあちゃんがゴスっ子に挟まれてても気にしないよ
女にヒゲが生えててもノープロブレム
たまねぎ切っても気にしないよ
チーズをすりおろしても気にしないよ
ロボットとからしの組み合わせも気にしないぜ!(謎)
ドラムの音が大きくても気にしないよ
赤ちゃんにボンボンついてても気にしないよ
股割りしても気にしないし、
ブリッジしても気にしないよ。なぜなら...
ありのままのあなたを、愛しているから
いかがでしたか?こんな人たちが本当にベルリンにいるのかと聞かれれば、私は音楽演奏、パフォーマーや男の上に男がまたがっている光景以外は見たことはありませんが、ほかのことが起きてもおかしくない状況です。化粧どころじゃないですね(笑)
私はこのCMが大好きで、よくドイツ人に対して「どうでもいいじゃん〜」と言いたいときに"Is mir egal〜(どうでもいいじゃん〜)"と歌います。それにしても、ベルリンという街の自由な空気感と変な人をよく見かけるカオスな地下鉄の様子を上手に切り取ったユーモア溢れる作品です。
個人的にたまねぎを切っても気にしないというのは非常にツボに入りました。誰か本当にやってくれる人いないかな〜と思ったら、早速本当にやっちゃった人を発見。さすがです(笑)
自分が乗車しているときにやられたら、多分隣の車両へ逃げるでしょうけどね!
(2016年10月30日「WSBI」より転載)