民進党の代表選挙が終わりました。
支えてくれた国会議員の仲間の皆さん、総支部長の皆さん、地方議員の皆さん、党員・サポーターの皆さん、そして、国民の皆さんに心から感謝申し上げます。素晴らしい仲間と一緒に戦えたことは、私にとって大きな誇りです。
「民進党を根っこから変えなければならない。」
ただ、その思いを集めて出馬しました。
前原さんが主張していたように、「過去の反省」も必要でしょう。蓮舫さんが主張していた「対案主義」も必要でしょう。
ただ、昨日の演説でも申し上げたように、政権から転落してから、すでに何度も総括をしているし、この間、対案となる議員立法なども提出しています。
それなのになぜ、もう一度ゼロから同じ繰り返しを言わなければならないのか。
なぜ支持率が回復しないのか。
私は、昨日の演説の中で、落選中歩き回って二大政党制が日本にとって必要だと訴えていた時に、知らないおばあちゃんから
「これで、うどんでも食べまい。私は、あんたを信じとるけん、ええ世の中にしてな。」
と言われて1000円札を手ににぎらせてもらった、という話をしました。
この1000円札はおばあちゃんにとって年金の大事なお金です。私たち政治家や候補者は、数多くの有権者や国民から、様々な思いや願いを託されているはずです。
私たちは今、国民から託された、かけがえのない思いや願いをどれだけ必死に実現しようとしているのでしょうか?
満足にごはんも食べられない子どもがいる。
格差の広がる日本の現状に、どれだけ死に物狂いで対応しようとしているのでしょうか?
国民から託された思いに応えようとする覚悟。
社会の問題や不条理を解決しようとする覚悟。
私たち民進党にこの「覚悟」を感じることができないから、支持率も上がらないのではないか。
私なりの問題提起をさせていただきました。
私たちは、変わらなければなりません。
問題の解決に向き合う「覚悟」。
多くの人が生活に不安を感じている中で、年金をはじめとした社会保障制度改革の具体案、アベノミクスに代わる体系だった経済政策。
すぐに全党あげて一致協力してやりましょう。
あわせて、身内に甘いと言われる党の体質を改めるとともに、組織全体の危機管理能力を高めることや、きちんとした広報戦略も必要です。
蓮舫新体制の下、こうした改革をスピーディにやっていきたいと思います。