「かれが剣で始めたことを我はペンで成し遂げん」。フランスの巨匠バルザックは、薄暗い屋根裏でナポレオンの像に誓った。若者が「草食系」と言われたかと思いきや、今度は「意識の高い」と揶揄される昨今だが、いつの時代にも「何者にもなれない自分」に苦悩する若者がいた。特にアンシャン・レジームの呪縛から解き放たれ、誰もが偉大な英雄へのチャンスを手にしたかの様に見えた時代、ナポレオンに自らを重ね合わせた若者は、その大きすぎる野心に悩まされてすらいた。
しかし、どんな偉人であっても人間。彼らにも「何者でもない」時代があった。そんな彼らの若き日の肖像がちょっとした話題になっている。
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(※この記事は、12月14日に掲載されたTHE NEW CLASSIC「歴史上の偉人たちが若かった頃の肖像が話題に」より転載しました)