PM2.5が深刻な中国の北京。20日は3日連続で重大な大気汚染が予想される場合に出される「黄色警報」が初めて発令。その後、さらに深刻な状態になると予想されたため、21日には一段階上の「オレンジ警報」に引き上げられました。日本にも、25日にかけて飛来することが予想されているため注意が必要です。
20日の北京は、PM2.5の濃度が1立方メートルあたり400マイクログラムを超えるなど深刻な状態が続いています。これは日本の環境基準の10倍の値です。北京市の環境当局は、3日連続で重大な大気汚染が予想される場合に出される「黄色警報」を20日に初めて発令。その後、さらに深刻な状況が予想されることから、21日には一段上の「オレンジ警報」に引き上げました。
日本にも、西から次第にかかりはじめ、25日には九州から東北の広い範囲で注意が必要です。
■「黄色警報」、「オレンジ警報」とは?
北京市の大気汚染警報は4段階。
一番警戒が必要なのから、赤⇒オレンジ⇒黄色⇒青色
「黄色警報」は4段階の警報のうち、深刻な方から3番目。発令されるのは、昨年10月の警報システム導入以来初めて。
「オレンジ警報」は深刻な方から2番目で、21日に黄色警報からオレンジ警報に引き上げられました。
注意: 北京市のPM2.5の大気汚染警報の色分けと
tenki.jpのPM2.5の予測分布の色分けは違います。
(25日は日本付近に青色の予想分布が広がっていますが、北京市の汚染警報の青色警報とは違う)
日本では、九州など西から次第に広がり、25日には広く飛来する予想です。
屋外での長時間の激しい運動はさけ、
細かい粒子をブロックするマスクなど、対策が必要です。
引き続き、tenki.jpのPM2.5の分布予想を参考になさって下さい。
(2014年2月22日 14時35分)
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