火星が地球に接近中。最接近は5月31日です。大きさとともに明るさも増し、夜空で一番の輝きに。肉眼でも明るく輝く姿が見られます。気になる各地のこの先の天気は?
火星が夜空でひと際、輝く
火星が地球に接近中で、です。地球から見える大きさが大きくなるとともに、輝きも増していきます。
晴れる日には、是非、南東の空を見上げてみて下さい。土星やさそり座のアンタレスとともに、ひと際、輝く火星が見られます。
地球最接近時の火星の明るさはと、1等星のアンタレスよりも圧倒的に明るく、夜空で一番の輝きとなります。
(なお、今回も接近距離は近く、火星の大きさも明るさも際立ちますが、さらに2年後の2018年の7月31日は15年ぶりの大接近となります。)
気になる天気は?
では、気になる夜の天気はどうでしょうか?
【北海道・東北】
28日(土)は東北の太平洋側を中心に、よく見られるでしょう。
29日(日)は雲が広がりやすくなりそうです。
30日(月)と31日(火)はあいにく曇りや雨の天気となるでしょう。
【関東・北陸】
28日(土)は多少雲がでる程度で、楽しめそうです。
29日(日)は雲が広がり、30日(月)は雨が降るでしょう。
あいにくの天気です。
最接近の31日(火)は雲は多めながらも、期待できそうです。
【東海・近畿・中国】
28日(土)の夜は雲がとれて、星空を楽しめる所が多そうです。
29日(日)は雲に覆われるでしょう。
30日(月)は東海は雲がとれにくいですが、近畿や中国地方では雲がとれてきそうです。
31日(火)は雲はあまりなく、星空を楽しめそうです。
【四国・九州】
28日(土)・29日(日)は星空は見えにくいでしょう。
30日(月)と31日(火)は雲はあまりなく、期待できそうです。
【沖縄】
28日(土)と29日(日)は梅雨の中休みで、星空を楽しめるでしょう。
30日(月)以降は梅雨空が戻りそうです。
【関連リンク】
・気象衛星
吉田 友海気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。