何だかよくわからないが、Twitterには3.16億人だかのユーザーがいて、成長していない。 彼らは成長できるのか? 成長するのか? Twitterが何とかして消費者と共に勢いづき、投資家の信頼を取り戻したいのなら、答えなければいけない質問がたくさんある。
Twitterにとって一般認知度は問題ではない。Twitterを使っていない、そして今後も使うことのない多くの人々もTwitterが何であるかを知っている。そこは人々がわめき散らす場所だ。時々ニュースが湧き出るところでもある。そしてスポーツチームがダベりあう場所。
先週末ESPNの人気番組Sports Centerで、ヤンキースがワイルドカードゲームのホーム球場開催権を得たことを聞いた。そうなったことは知っていたが、上のような劇場状態のことは知らなかった。
- チームAが他球場の途中経過をツイートで発表する
- チームBがそのツイートにお気に入りをつける
- チームAが元ツイートに対するチームBのアクションについてツイートする
私はTwitterでヤンキースをフォローしていない。誰がするものか。私はフィリーズファンだ。私は全く見ていなかった。
しかし...
ESPNが私に見せて、説明した...背景と共に。テレビ局は非常に「押しつけ」がましいやり方で、一般消費者であってコアなTwitterユーザーでない私に、Twitterは重要であり「誰もが」そこにいることを改めて強調した。もちろん画面にはお気に入りをつけたりシェアするためのボタンはない。しかしESPNのようなチャンネルが生放送時間を費してツイートを説明するのを見て、私はこのサービスがわれわれの生活に組み込まれていることを思い知らされた...好調な四半期決算を見るのとは違う形で。そう、企業経営にとっては決算の方が重要だ。すべては自然に起きている。
同じことは殆どのニュースネットワークで、もちろんCNNでも起きる。Twitterのニュアンスは、ツイートする人の個性によってほぼ作られ、われわれの日常に入り込んでいる。どの会社もそのためなら何でもする。そうだろうか? いや、それを収益化できればの話だ ― Twitterにはできていない。
なぜTwitterは、ツイートを表示したり話題をシェアしたりすることを、自分たちよりうまくテレビ局やメディア企業にやられているのか。これはIT業界最大の謎の一つだと私は思っている。もし一連のツイートが主要なテレビ視聴者にとって十分意味があるなら、なぜオンラインでTwitterそのものの群がる人々にとって十分でないのか?なぜ、文脈のあるツイートによる魅力的体験は、4~5年来既にTwitterを使う唯一の方法になっていないのか?
┐(´-`)┌
誰がTwitterの次期CEOになろうとも、この会社は他の全員が既に見つけている答を見つけ出す必要がある ― そしてウォール街が喜ぶようにそれを実行することが。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
(2015年10月6日 TechCrunch日本版「世界の殆どで、Twitterはこう使われている」より転載)
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