Sonyの内部データ1テラバイトあまりを盗んでばらまいたGuardians of Peaceと名乗るグループ(?)が、Seth RogenとJames Francoの映画"The Interview"の上映を計画している映画館を攻撃する、と脅迫している。
BuzzFeedが最初に報じたそのメッセージは、次のように述べている: "世界に恐怖が満ちるであろう。2001年の9月11日を思い出せ。そのときには、その場所に近づかないことをおすすめしたい。(家が近くにあるなら、外出した方がよい。)"
映画がどこで上映されるかは、通常、上映の数日前にならないと分からない。しかし、北朝鮮の指導者Kim Jong-unの暗殺計画を描いたこの映画The Interviewは、このクリスマスに全国各地で上映される予定だ。この脅迫の対象となる映画館は全米で数千はあろう。
FBIは、本誌の電話取材に対して、脅迫の件は知っており、目下調査中だ、と語った。
FBIのスポークスパーソンJennifer Sheareryは、声明文の中でこう言っている: "FBIはパートナーたちとの協力の下(もと)にSonyの被害について継続的に調査を行っている"。
火曜日のハッカーはまた、Sony PicturesのCEO Michael Lyntonのメールを"クリスマスギフト"と称してリークした。先週末にポストされたメッセージには、"われわれはすでにあなた方へのクリスマスギフトを約束した。これが、そのクリスマスギフトの始まりである"、と述べられている。グループは、SonyからCD 12000枚あまりのデータを取得しており、要求が叶えられなければそれらもリークする、と予告している。Lyntonは月曜日に社員のために行われた二回のタウンホールミーティングで、攻撃についてスタッフに謝罪した。
Variety誌によると、Seth RogenとJames Francoの二人は、テレビなどへの出演をすべてキャンセルした。Rogenは月曜日のThe Colbert Reportには出たが、彼のマネージャMatt Labovによると、この二日間いかなるインタビューにも応じていない。
以下はGuardians of Peaceからの警告文の全文だ:
プレミアショーも含め"The Interview"が上映されるまさにその時間と場所で、われわれは明白にお見せしたい。テロに娯楽を求める者に、いかに厳しい不運が見舞うかを。
もうすぐ、全世界が知るであろう。Sony Pictures Entertainmentがいかにひどい映画を作ったかを。
世界は恐怖に満ちるであろう。
2011年9月11日を思い出せ。
そのときその場所に近づかないことをあなたにおすすめする。
(家が近くにあるなら、外出した方がよい。)
今後の数日間に何が起きても、それはSony Pictures Entertainmentの貪欲が招いたものである。
全世界がSONYを非難するであろう"。
【関連記事】
(2014年12月17日TechCrunch Japanより転載)