日本語は世界的にも難しい言語であると言われています。文法などのルールは複雑だし、表記に使う文字数も多く、発音も独特です。
とはいえ、そのむずかしさの分だけ、複雑な心理描写が出来たり、美しい表現が出来たりする奥の深い言語なんです。
ですが、もちろん世界の言語もとっても奥深いもので、奥の深い日本語をもってしても簡単には翻訳できない言葉が世界にはあるのです。
今回は世界の日本語に翻訳できない、表現が難しい単語を紹介していきます。
Utepils / ノルウェー語
photo by shutterstock
Utepilsはノルウェー語で「ビールを飲みながら日光浴をすること」を意味する単語です。ポイントは「ビールを飲むこと」でも「日光浴をすること」でもなく、それらを合わせた行動が一つの単語で表されること。
ここまでシチュエーションが限定された単語は日本語には少ないでしょう。
Backpfeifengesicht / ドイツ語
photo by shutterstock
Backpfeifengesichtを無理やり日本語に翻訳すれば「ぶん殴るべき顔面」という意味になります。
まぁ、確かにぶん殴るべき表情ってあるような気がしますが、わざわざ一つの単語を与えられる事ってあまりないですよね。こんな単語を作るとこからすると、ドイツ人は割と血の気が多いのかもしれませんね(笑)
Shlimazl / イディッシュ語
photo by shutterstock
イディッシュ語はドイツ語の方言の一つで、ヘブライ語やスラブ語とも共通点がある特徴的な言葉です。ちなみに、Shlimazlの意味は、「慢性的に運が無い人」。
わざわざ運が無い人を取りざたにしなくても...とも思いますが、実際一つの単語で表せれるとわりと便利かもしれません。
Gökotta / スウェーデン語
photo by shutterstock
Gökottaは「朝一番に鳴く鳥の声を聴くために早起きすること」という意味です。こんな短い単語にどんだけ意味を詰め込んでいるのかと驚いてしまいますよね。
きっとスウェーデンではわざわざ鳥の声を聴くために早起きすることはよくあることなんでしょう。(そんなことはないと思うけど・・・(笑))
Saudade / ポルトガル語
photo by shutterstock
Saudadeは「愛する人への思い、憧れ、郷愁」などを意味する単語で、あまりにも意味合いが広すぎるため翻訳が非常に難しいのです。
個人的には日本語で訳すなら「ぐっとくる」って感じが近いと思いますが、人によって大きく翻訳が変わる単語だと思います。
少なくともsaudadeの意味はとても素敵なのですが、素敵すぎるのも翻訳を難しくする原因なのです。
ぜひ翻訳してみてください
筆者は、最近自宅でGökottaしながらUtepilsしていたのですが、ビールもおつまみも地面に落としてしまいました。
「ああ、俺って本当にShlimazlだなぁ。」と思いながら鏡を見るとそこには、Backpfeifengesichtって感じの僕の顔。まぁ朝からビール飲むなって話ですけど、僕はビールにsaudadeを感じちゃってるからやっぱりやめられないんですよね。
世界の言葉って調べるととっても面白い!色んな言葉を知るために世界を旅するってのも素敵...いやsaudadeを感じますね。
関連記事はこちら