「なんで!?しっかり英語を話しているはずなのに、なぜか相手に全然通じない!!」なんて経験を海外でしたことがるという方は少なくないと思います。
海外で英語が通じない原因はいろいろと考えられますが、もしかしたら、日本で作られた英語のような言葉、つまり「和製英語」のせいで言葉が英語が通じにくくなっているかもしれません!
今回は海外ではまるで通じない和製英語をまとめて紹介します。
ノートパソコン→Laptop
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日本では完全に「ノートパソコン」という名前が普及した薄型のパソコンですが、実はこのノートパソコンという言葉は完全な和製英語!
海外では一般的に''Laptop"(ラップトップ)と呼ばれています。
海外の空港の手荷物検査では、「Laptopはカバンの中から取り出してから、コンベアに置いてください。」とほぼ毎回言われます。
その時に「ラップトップ?なんじゃそりゃ?」となって、カバンの中からノートパソコンを取り出さずにコンベアに流してしまうと、もう一回カバンを開けて、パソコンを取り出して、検査やり直し!
なんて二度手間になることもあります。そのため、海外にノートパソコンを持っていく予定がある方は絶対に覚えておきたい表現です。
コンセント→outlet/socket
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日本ではコンセントと呼ばれる電源ですが...実際の英語では「同意する」という意味の単語で、電源的な意味は全くありません。
そのため、海外で「コンセントはどこ?」なんて聞いてもまず絶対に通じることはないでしょう。
また、アメリカとイギリスでは呼び方が異なっており、一般的にアメリカでは''outlet"(アウトレット)と呼ばれ、イギリスでは''socket"(ソケット)と呼ばれています。
英語が母国語ではない国では、どちらの表現が伝わりやすいかわからないので、ふたつとも覚えておくのが無難です。
キーホルダー→Key Ring
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おみやげで大人気のキーホルダーですが...これまた和製英語。''Key Ring"(キーリング)が正しい英語表現です。
「キーリング」と「キーホルダー」くらいの違いならなんとなく通じそうな感じはしますが、全然通じません(笑)。
海外のみならず、だいたいのおみやげやさんではキーホルダーは店頭で売られていることが多いです。
そのため、「キーホルダーはどこですか?」なんて店員さんに聞くことは少ないかもしれませんが、覚えておいて損はないでしょう。
スキンシップ→Physical contact
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「海外の人はスキンシップが激しくてさー。」なんてよく言われますが、英語に「スキンシップ」なんて言葉はありません(笑)。
日本語のスキンシップに当たる英語は''Physical contact"(フィジカルコンタクト)です。直訳すれば「身体の接触」という意味になります。
身体の接触なんて聞いたら、まるで相撲やラグビーのようなぶつかり合いを想像されるかもしれませんが、そんなことはありません。
日本語のスキンシップという言葉が持つような暖かみがばっちりと意味合いに込められています。
電子レンジ→microwave
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電子レンジは海外のホテルやゲストハウスなどでお世話になることの多い家電です。
しかし、電子レンジは英語では''Microwave"であり、日本語の「レンジ」とは似ても似つかない名前で呼ばれています。
電子レンジは温める物に「マイクロ波」と呼ばれる電波を通して物を温めます。このマイクロ波を英訳すると''Microwave"であるため、このような名前で付けられています。
ちなみに、レンジという言葉には「かまど」という意味があり、そこから転じて「電子レンジ」と呼ばれるようになったそうです。
パーカー→Hoodie
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パーカーという言葉は一応英語ではあるのですが...ほとんど使いません(笑)。和製英語というよりも、日本でのみなぜか異常に浸透した表現というのが正しいでしょう。
日本でいうところのパーカーはたいてい''Hoodie"(フーディ)と呼ばれます。フードがついているからフーディ。とってもわかりやすいですね。
ちなみに、パーカーはもともとイヌイット語で上着を意味する言葉なのだそうです。元の意味合いや服の特徴や考えればフーディのほうが日本語的にも分かりやすい気が...。
クレーム→complaint
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日本語では一般的に文句を言うことを「クレーム」といいますが、英語では''Conplaint"(コンプレイント)といいます。
海外では日本では考えられないようなトラブルに巻き込まれることも少なくないので、その時は思いっきり''Conplaint"をいれてやりましょう。
海外には日本人をなめまくって足元を見てくる輩も少なくはないので、やるときはがっつりと徹底的にやりましょう。
まとめ
海外では全く通じない和製英語。あまりにも通じなさ過ぎて笑ってしまうほどです(笑)。スムーズなコミュニケーションをとるためにも、しっかりとした英語を覚えて旅をしましょう。
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