シルバーデモクラシーに敗れた大阪都構想に、それでも私は希望の灯を見たい

大阪都構想が、わずかの差で否決が確実となりました。最後の最後は勝つと心のどこかで信じていただけに、今の心情がうまく言葉で表せません。。

大阪都構想が、わずかの差で否決が確実となりました。

最後の最後は勝つと心のどこかで信じていただけに、

今の心情がうまく言葉で表せません。。

細かな数字はまだ出ておりませんが、

NHKの出口調査で明らかとなったこのグラフが私に更なる追い打ちをかけました。

(画像は私のiPhoneでNHK番組を撮影)

70代以上「以外」のすべての層で、過半数を超える人たちが賛成しているようです。

特に30代では、7割近くが賛成票を投じているのがわかります。

しかしながら...年代による「人口の差」は埋めがたいものがありました。

現行の制度の中で行われた結果に、文句を言うことはできません。

でもこんなにも、こんなにも残酷な...。

若者は新しいものを好み、老人は古きを大事にします。

長く生きた人がその環境に愛着を持ち、変化を嫌うのは仕方のないことです。

少子高齢化が頂点にまで達した社会で、20年後、30年後のために変化を受け入れるのは

これほどまでに難しいものなのかと、改めてこの身に痛感せずにはいられません。

それでも、希望を振り絞るとすれば。

20代・30代・40代の将来世代を担う若者たちは明確に変化を望み、

リスクを取ってでも挑戦しようとする意志をしっかりと表明しました。

また今回の「直接住民投票」で、橋下市長自身も述べたように、

民主主義は確実にレベルアップしました

我々は真剣に未来を語り合い、頭をひねり、そして率直な意見をぶつけ合いました。

この経験は、何者にも代えがたいものになるはずです。

私たち世代が、それでも政治を諦めず、

10年・20年先まで「変わりたい!」という気持ちを持ち続けた時、

ついに日本の政治や地方自治は変わることができるのだと思います。

-政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめて

じわっじわっと穴をくり貫いていく作業である- マックス・ウェーバー

白髪の増えた橋下さんの笑顔に、本当に涙が出そうになる。

悔しくて悔しくて仕方ないけれど、それでも私は、政治を諦めたくありません。

彼が灯した改革の火は、我々の世代の政治家がしっかりと受け継いでいきます。

感情的な文章で申し訳ありませんが、取り急ぎ。

それでは、また明日。

(2015年5月17日「おときた駿公式ブログ」より転載)

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