今現在も支援物資や炊き出し、常備食材で作れるもので食事を済ませている方も多いかと思います。
東日本大震災時に避難所生活経験のある方からお話を聞くと、電気が先に復旧しても、ガス水道の復旧には時間がかかり、被災直後は防災用に備蓄してあった水を少しずつ使い、給水車で水がある程度手に入るようになってから、電気と水を使ったお料理ができるようになったそうです。
ですが、限られた水でもあります。
水道が復旧していないと、洗い物に水の量を使ってしまう油を使うお料理は、どうしても控えるようにしていたというのが現実です。
出典: 写真AC
できれば
①少ないお水の量で調理出来る
②保存がきく
③災害中とはいえ栄養価の高い物
を食べたい。
この3つを兼ね備えた食材が「乾物」です。
「乾物」を戻すときにはお水がいりますが倍以上に量は増えますし、生野菜がなかなか食べられない中で「乾物」ならではのぎゅっとつまった栄養価も期待出来ます。
切り干し大根、ひじき、わかめ、鰹節、海苔、干し椎茸、高野豆腐、お麩、昆布、パスタ、そば、うどん、そうめんなどご家庭には必ずと言っていいほど買い置きしてある食材ではないでしょうか?
今回は茹で時間が短く、鍋1つででき洗物も少なく、保存のきく缶詰、乾物オンリーの「非常食でも栄養満点!心もほっとする和風ツナパスタ」をご紹介したいと思います。
パスタを事前に少量の水に漬けることで、茹で時間1〜2分で作ることができ水とガスの使用量を減らすことができます。しかも食感もモチモチに!
災害時の慌しい中で、日本人にとってなじみのある鰹節と醤油、出汁による味付けは栄養を補えるだけでなく、うま味成分が心を落ち着かせる効果もあります。
ツナのタンパク質とビタミンKが骨や血管を強くし、ヒジキのミネラルや鉄分が貧血を予防、食物繊維も豊富なので便秘改善にも効果的です。
「非常食でも栄養満点!心もほっとする和風ツナパスタ」作り方
【材料】 (1人分)
乾燥パスタ 100g
水 200cc(パスタが浸るくらいの量)
ツナ缶 1/2缶
乾燥ひじき ひとつまみ
和風顆粒だし 小さじ1
醤油 小さじ1
鰹節 お好きなだけ
1、フライパン又は鍋に半分に折ったパスタと水を入れ1時間以上つけておく。火にかける前30分くらいに乾燥ひじきを入れさらにつける。
写真:OFFICE DE YASAI NEWS
(30分後、パスタの色が白っぽく変わりました。ひじきを加えてさらに30分放置)
写真:OFFICE DE YASAI NEWS
2、パスタをつけておいたフライパン又は鍋に、ツナ缶、和風顆粒だし、醤油を入れ1、2分火にかけパスタの色が変わり、水分がなくなってきたらでき上がり。
写真:OFFICE DE YASAI NEWS
(ひじきがふやけたら、ツナ、和風顆粒だし、醤油を入れて火にかけます)
写真:OFFICE DE YASAI NEWS
(火にかけてすぐパスタの色が黄色く変わってきました。水気がなくなるまで火にかけます)
3、皿に盛り付け、鰹節をお好きなだけおかけください。(あればネギや野菜などを入れると栄養価がアップします)
写真:OFFICE DE YASAI NEWS
(青ネギを散らしてみました)
※ひじきには無機ヒ素が含まれており、食べ過ぎなければ問題ありませんが気になる方は、別で水で戻して戻し汁を捨てるか、量を調節してください。
※節水、節電中での調理方法になりますので、若干ベチャっと餡かけパスタのような食感になります。 気になる方は、水につけたパスタを一度別の沸騰したお湯で1、2分茹でてから具材を和えてください。
[参考文献] 食品衛生の窓 東京都の食品安全情報サイト
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