X線活動と恒星の自転の関係は、恒星ダイナモのふるまいを表すよく確立された代理指標となっている。今回、N WrightとJ Drakeは、全対流状態にある4つの恒星を観測して、太陽のような部分対流している恒星とは内部構造が異なるにもかかわらず、X線活動と自転の関係が太陽型の恒星のものに似ていることを報告している。こうした結果は、両方のタイプの恒星において、内部構造がかなり異なるにもかかわらず、同じ種類のダイナモ機構が働いていることを示唆している。
Nature535, 7613
2016年7月28日
原著論文:
doi:10.1038/nature18638
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