2011年7月に国連で歴史的な決議が通過。国連加盟国に幸福度の調査を行い、結果を公共政策に活かすことを呼びかけました。その結果、2012年4月にブータン首相が議長になっての国連ハイレベル会合が実現し、最初の世界幸福度報告書(World Happiness Report)が発表されました。
2013年からは毎年3月20日が国連が定めた国際幸福デー(International Day of Happiness)となり、2013年3月20日には、全世界でハッピーデーが祝われました。日本ではHAPPY DAY TOKYO 2013が開催され1万人が東京都の日比谷公園に集まり、2014年も開催が予定されています。
人類の究極の目標と言ってもいい幸福度を国連が指標化したことは大変意義深いことです。
今年9月9日に国連が世界幸福度報告書2013を発表しました。
2010-2012の間の国別幸福度ランキング結果の上位10ヶ国は、
1.デンマーク
2.ノルウェー
3.スイス
4.オランダ
5.スウェーデン
6.カナダ
7.フィンランド
8.オーストリア
9.アイスランド
10.オーストラリア
となっています。
世界一の経済大国アメリカは17位。2位の中国は93位、3位の日本は43位で、GDPが高い国が幸福度が高い結果になっていません。2012年には経済危機があったスペインは39位。軍隊を持たない国中央アメリカのコスタリカは12位でした。ランキングの対象とはなっていませんが、キューバが入っていたら上位にランクインしていたかもしれませんね。
2005-07 と 2010-12の間での幸福度の比較では、東アジア全体では上昇傾向がありますが、日本は-0.303ポイント下落する結果となりました。
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