7月も下旬に入り、来年の統一地方選挙までの日時が、少しずつ迫ってきています。 今回は、選挙に大きな影響を与えると言われる支持政党なしの層が、過去3回の統一地方選挙において、どの政党の候補者に投票をしたのかについて、グラフ化しました。
今回作成するデータの出所は、
すべて公益財団法人 明るい選挙推進協会の調査結果によるものです。
まず、2003年 第15回統一地方選挙における支持政党なしの層が、
どの政党の候補者に投票したのか、
第15回統一地方選挙の実態 41ページをグラフ化しました。
道府議選において支持政党なしの人が投票した政党の候補者は、
無所属の人が最も多く、わからない、自民党、民主党の順となっています。
次に、2007年 第16回統一地方選挙における支持政党なしの層が、
どの政党の候補者に投票したのかを、
第16回統一地方選挙の実態 44ページをグラフ化しました。
ここでは、自民党に投票した割合が最も高く、
ついでわからない、無所属、民主党と続いています。
最後に、2011年 第17回統一地方選挙において、
支持政党無しの層はどの政党の候補者に投票したのでしょうか?
第17回統一地方選挙全国意識調査 39ページをグラフ化をしました。
こちらの結果では、わからない、次いで自民党、民主党、無所属と続いています。
統一地方選挙では、自民党、無所属で立候補する割合が多いこともありますが、無党派層が過去どのような政党の候補者に投票してきたのかを考えるヒントになりそうです。
また、以前、「支持政党がない人が、しいて支持できそうな政党をグラフ化すると?」というNHK放送文化研究所「日本人の意識」調査(2013年)でも掲載しました内容と比較すると、ほぼ似たような結果になっているように見えます。
これらの調査結果は無党派層が、どの政党候補者に投票をするのかを考えるヒントになりそうです。
選挙を予定されているかたがたの地域では、過去の選挙においてどの政党の候補者が、どの程度の票数を獲得しましたでしょうか。