本日は、平成26年度板橋区議会第2回定例会の最終本会議でした。
定例会に上程されていたすべての議案の議決が行われたわけですが、私としては、いじめ防止条例に共産党が反対しているその理由は何かと、共産党の討論に注目しておりました。
いじめ防止条例の反対討論で共産党いわく、このいじめ防止条例は安倍政権の教育改革に連なるものだからとか、いじめた側の子の自由を制限してはいけないとか...。
いったい何を言っているのか。
いじめは犯罪です。
子どもだから処分には配慮をするとしても、まず大人がしっかり目を光らせて、ともあれいじめを止めなくてどうするのか。
安倍政権がどうこうとか道徳教育がどうこう言っている間に、いじめで深く傷つく子どもはどんどん生まれているのです。
いじめの現実がまったくわかっていません。
で、さすがにヤジりました。
「全然現実がわかってないよ!」等々。
人格否定やハラスメントは論外ですが、政策を論ずるヤジはやはり必要だと、私は改めて思いました。
登壇する人は、まともなことばかり言うわけではないからです。
事実誤認、事実無根、何度も同じ話をする、無関係な話をする、延々自慢話をする、などなど...。
例えば、事実無根の話を何の指摘もなく言わせておいたら、聞いている人は「あ、そうなのか」と思ってしまいます。
傍聴者や中継を見ている方々のためにもヤジは必要です。
また「賛同のヤジ」もあります。
私も、会派を超えた賛同のヤジを受けたことも何度もあります。
このような雰囲気になれば、政策の進展に大きく寄与します。
さらに、ヤジるのは男性議員だけではありません。
今日の板橋区議会本会議でも、女性の声のヤジがいくつか聞こえました。
政治は言葉だけですべてが決まる世界ですので、言葉によるギリギリのせめぎ合いが当然生まれます。
おとなしく座って聞いていればいいなどというものではないことは、「現場の意見」として、どうかご理解をいただきたいと思います。
今回の都議会ヤジのようなことが問題になるのであれば、議場の机全部にマイクを取りつけて、録音しておけばいいのではないでしょうか。
問題発言を行なった議員をすぐに特定できますし、議員に対する抑止効果もあるでしょう。
私は、自分のヤジは録音されても問題ないと思っていますし、「今のヤジは誰だ」と問われたらいつでも「私だ」と名乗り出る用意があります。
とはいえ、今回の都議会ヤジについて、様々なご意見もあると思います。
Facebookページからご意見をいただければ幸いです!
中妻じょうた 板橋区議会議員