「子どもなんてどうせ何も考えてないんだろう」なんて思っている人もいるだろうが、実はそんなことはない。
彼らの向上心はしばしば大人のそれを遥かに上回る。
わが家にも2歳の娘がいるが、その意識の高さには毎度驚かされている。
本日はそんな意識が高い2歳児についてご紹介していこうと思うので、大人のみなさんも彼らの行動をぜひ参考にしない方がいいと思う。
意識が高い2歳児にありがちなこと
1. 人脈が広い
われわれの生きる社会では何と言っても『人脈』がものをいう。
わが家の2歳の娘は友人がとても多い。
「かなちゃん」や「とおるくん」など保育園のおともだちに加え、「わんわん」「くましゃん」「あんぱんまん」「かめしゃん」など、ここまでくると"人"脈と言ってもいいものかと悩むほどたくさんのおともだちがいる。
しかも家でテレビを見るときなどは自分の横にそのおともだち達をはべらせるのだ。
「私にはこれほどの人脈があります」とアピールすることに余念がないのだ、本当に侮れない。
片手の指で足りるほどしか友人のいない私はもはや泣きそうなのである。
2. 自己PRの練習を怠らない
仕事や人間関係などさまざまな場面において、『いかに自分の魅力を伝えられるか』というのは非常に重要である。
わが家の娘もそのことをよく理解しているようだ。
私が彼女のために新しい洋服などを買って着せてやると、彼女は決まって鏡の前に走り寄り、鏡に向かって自己紹介をする。
ときどき見栄を張って「4さいでしゅ!」とか言っているがそれもご愛嬌である。
3. 自身の可能性を信じて疑わない
彼らの一番すごいところは、自分の可能性を信じて疑わないところである。
こちらが「それはちょっと難しいのではないか」と苦言を呈しても、「絶対にできるからやらせろ」の一点張りである。
彼らは自分が失敗することなど1ミリも考えていない。
しかしながらそんな思いをよそに、彼らはしばしば失敗を犯してしまう。
わが家の娘もつい最近失敗したばかりだ。
こんなときばかりはいつもやり込められるだけの私も、彼女に人生の先輩としてアドバイスをする。
しかしながら彼女はその意識の高さゆえ、すんなりと受け入れることはしないのだ。
私「こぼしたやつ自分で拭いてねー。ティッシュ持ってきてごらん?」
娘「ううん。」
私「え?」
娘「ママがやるの。」
私「ファッ?!」
自分がやるより効率がいいと考えたのか、戦略的アウトソーシングである。
しかも「ママがやって」ではない、「ママがやるの」である。彼女の中ではすでに決定事項なのだ。
私自身は意識の低い人間なので勝算がなくてもみっともなく食い下がってみたりするのだが、彼女は『イヤイヤ期』とかいう最強装備をしているのでやはり敵わない。
まとめ
意識が高いのは結構だが、ときにまわりが迷惑を被ることもあるので注意が必要だ。
部屋の隅でくたびれた様子の "彼" (下記画像)もまた、犠牲者の1人なのかもしれない。
おしまい。