銃規制を求めてホワイトハウスで母親たちがデモ

「もううんざり。変わる時はとっくに過ぎています」とグループ代表者は話した。

テキサス州エルパソで20人の犠牲者を出した銃乱射事件を受け、数百人の母親が銃規制を求め、他の参加者と共にホワイトハウスでデモを起こした。

自発的に始まったこの力強いデモ「Moms Demand Action(母親たちは行動を求める)」は、アメリカで相次ぐ銃乱射事件の被害者への支援や同情を示す、国内で行われている一連の動きの1つ。

母親たちは「腰抜け国会」と書かれたプラカードを掲げ、「誰のハウス?私たちのハウス!」と唱えた。

彼女たちは当時、会議のために近くにいたところ、エルパソの事件についての情報が入ってきたという。そこで、参加者はデモ行進することにした、とグループの代表であるアンバー・グスタフソンさんはワシントン・ポスト紙に語った。

「もううんざり。変わる時はとっくに過ぎています」とアンバーさんは話した。

他にも、SNSでは多くの人が哀悼の言葉や支援のオファーを投稿。ニューヨークのヤンキー・スタジアムでも、野球の試合の前に黙祷が捧げられた。

エルパソの地域周辺では、警察が呼びかけた被害者の為の輸血に、何百もの人が列に並んだ。また、炎天下のもと並ぶ彼らの為にピザを買って提供する人もいたという。

これらの動きに対し、Twitterでは「世の中にはまだ『良い人』がいると知って嬉しい」などのコメントが寄せられた。

アメリカでは、エルパソで銃乱射事件が発生してから24時間も経たない8月4日にも、オハイオ州・デイトンで銃撃事件が起きた。この事件では、少なくとも9人が亡くなり、16人が負傷した。

ハフポストUS版の記事を翻訳、編集、加筆しました。

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