転職先が決まったら、まずやることといえば・・・そう、退職の準備。
周囲に聞けない退職時のマナーと手続きについて、重要ポイントをお伝えします。
1.二ヶ月前に「直属の上司」に退職の意思を口頭で伝える
- 退職の意思を伝えるタイミングは退職日の2ヶ月前が一般的です。
- 法律上では、退職日の2週間前までに報告することが義務付けられていますが、会社の就業規則で●ヶ月前までと決められている場合もあります。
- 必ず誰(同僚など)よりも先に直属の上司に伝えましょう。
- メールやLINEなどでの連絡は基本的にNGです。
立つ鳥跡を濁さず。引き継ぎ期間も視野に、余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。
2.退職日が決定した後、退職1ヶ月前に「退職願」を提出
■退職願の書き方ルール
- 会社で指定している場合を除き、用紙は白無地の便せんなどを用います。
- 白い封筒に入れ、表には「退職願」、裏には部署と氏名を書きます。(※公務員もしくは会社役員の方以外は「辞表」という表書きはNG。)
- どんな場合も退職理由は「一身上の都合で」と記載する。
- 自分の名前の下に認印または三文判で捺印
- 黒の万年筆かボールペンを用います。
今はメールでOKな企業も一般的です。まずは、社内ルールを確認しましょう。
3.退職当日に返却・受領・確認すること
■返却するもの
- 名刺(自分の名刺、取引先の名刺を全て返却)
- PC(私的なデータを全て削除し返却)
- 健康保険証(扶養家族分も一緒に返却)
- 制服・作業着(クリーニングして返却)
- 通勤定期券(原則、退職日に返却)
- 社費購入の文具・図書
- ロッカー・デスクの鍵
- カードキー・社章
■受け取るもの
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 失業中に国民健康保険への切り替えを行なう方のみ)健康保険被保険者資格喪失確認通知書
- (希望者のみ)退職証明書
- (希望者のみ)在籍期間証明書
■確認するもの
- 住民税支払い方法
4.退職後に会社から受け取るものを確認しましょう
- 源泉徴収票(退職日から1ヶ月以内)※所得税の確定申告に必要になります
- 離職票(退職日の翌日から10日前後)※次の転職先が決まっていない方のみ、必要になります
※どちらも退職後に発行されるので、事前に自宅郵送してもらうようお願いしておきましょう。
退職実務も大切なひとつの仕事です。
「円満退職」を目指し、ヌケモレがないように進めていきましょう。
それでは。
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