みんな知らない"インドのシリコンバレー" バンガロールIT旅行記(4)

フリーランスとして独立して早々世界放浪の旅にでたエンジニアの所さんがお届けするIT先進国インドの都市「バンガロール」のレポート。今回は、前回に続いてバンガロールのスタートアップ企業のインタビューをお届けします!

フリーランスとして独立して早々世界放浪の旅にでたエンジニアの所さんがお届けするIT先進国インドの都市「バンガロール」のレポート。今回は、前回に続いてバンガロールのスタートアップ企業のインタビューをお届けします!

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こんにちは、まだまだインド旅行中の所です!

バンガロールスタートアップ訪問の第二回目は、フリーランスのエンジニアを中心にしたハッカー(高いスキルを持ったエンジニア)集団、Nilenso Software さん。メンバーは12名、全員が超優秀なエンジニアというテクノロジー特化集団です。

この会社には、Googleによる学生のオープンソース開発参加を奨励する奨学プログラム「Google Summer of Code」の元スタッフも在籍。また、カナダ政府の防衛スタッフとしての勤務経験もあるというカナダ人エンジニアも在籍していました。そんな Nilenso Software さんのインタビューを御覧ください!

Nilenso Software

Q. 創業メンバーと会社の事業内容について教えてください。

A.創業メンバーは全員が「C42 Engineering」というバンガロールのテクノロジーカンパニー出身の仲間同士です。現在はRuby on RailsやClojureの技術コンサルティングという形で広告配信やEコマース、機械学習などの分野の仕事を手がけており、自社サービスの開発にも取り組んでいます。

Q. 会社のタイムスケジュールはどんな感じですか?

A.フレックス制です。大体10時から18時まで働いています。

Q. 女性エンジニアも在籍していますか?

A.現在2名の女性エンジニアが在籍しています。私達はチームには多様性が必要だと考えており、女性の社会進出も支援したいと考えています。バンガロールのRails Gilrls (女性のプログラミング体験と技術習得をサポートするコミュニティ) のトレーナーを務めているのですが、これはそうした取り組みの1つです。昨年の夏はrails girls summer of code のメンターも引き受けました!

▲バンガロールのRails Girls workshopの模様 (photo taken by:kgrz

Rails Girls workshopのその他の画像はflickrでご覧いただけます

バンガロールの Rails Girl についてはこちらの記事もご覧ください!

Rails Girls -- Namaskara Bengaluru - We Are So Many!

Q.チームではどうやってスキルを磨いていますか?

A.私たちのチームでは、ペアプログラミング(プログラムを書くドライバーとそれをチェックするナビゲーターの二人一組でプログラミングを進める手法)を積極的に活用して、スキルを磨き合っています。また、技術書等が欲しければ、会社の経費で購入できる仕組みを導入しています。また、スポンサーとして参加している会議にて技術書を購入することもよくあります。

Q. 英語ができないと仕事にならないですか? そうでもない?

A.英語が出来ないと働くのは不可能です。多くの人は異なる母国語を話すため(ヒンディー語・マラチ語・カナダ語など)、日常でも英語でコミュニケーションを取ります。

Q. インドでのエンジニアのキャリアってどんな感じなのでしょうか?

A.コンピュータサイエンス出身の人以外にも、電子工学・機械工学等の理系や文学部・商学部等の文系出身で活躍している人もおり、バックグラウンドは様々です。キャリアとしては、汎用型のプログラマ/アーキテクト、データベースや機械学習などの特定の分野に特化した専門技術者、そしてプロジェクトマネージャの3つが典型的だと思います。

Q. この先、会社をどのようにしていきたいですか?

A.私達は、とにかく仕事を受注しまくってがむしゃらに前に進むのではなく、長く続けられる仕事を高い報酬で続けていくべきだと考えています。今後会社が成長しても、15人程度のメンバーで充分。気の良いメンバーやパートナー達と一緒に、良い環境で面白い仕事に取り組んでいきたいと考えています。

【インタビュー雑感】

チーム全員がエンジニアで、バンガロールのRubyコミュニティの仲間でもあるという彼ら。オフィスにはあまりお邪魔できなかったのですが、彼らとはしょっちゅう会っています。なぜなら、バンガロールで僕が訪れる勉強会には常に彼らの姿があるのです...! 彼らはオフィスでも、勉強会でも常にコードを書いていますし、お酒の席でも技術的な話でずっと盛り上がりっぱなし。本当にギークだなと感じました。

▲ミートアップでお酒を飲みながら語り合う nilenso software のエンジニアたち

メンバー全員が互いのスキルアップを意識しながら仕事に取り組んでいますし、女性エンジニアも含めて後進を育成していこうという意識も高く、こういったエンジニアの存在が、バンガロールが「インドのシリコンバレー」と呼ばれる所以のひとつなのだろうと感じました。同じエンジニアとして、彼らのハッカーマインドはとても好感が持てましたし、チームの熱気がすこし羨ましくもありました...。

次回もスタートアップ企業のインタビューをご紹介する予定です、お楽しみに!(続く)

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○著者プロフィール

所 親宏

Ruby育ちの Ruby on Rails エンジニア。趣味はタブラ演奏と旅です。

クラウドワークスプロフィール https://crowdworks.jp/public/employees/8456

"働く"を通して人々に笑顔を-----------

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」

○バックナンバー

【参考情報】

☆今回のインタビューに際して提出していただいたヒアリングシートを以下に掲載します。記事中では割愛している部分もありますので、興味の有る方は併せてご覧ください!

Nilenso Software

interview with Tejas Dinkar (http://www.nilenso.com/people.html#gja)

- Hearing Sheet

Q. what is your products?

A. Nilenso Software is an Employee Owned collective of hackers. We started the company as high quality consultants on Ruby on Rails and Clojure, and we hope to start on our first product soon. We've mostly been working in Ad tech, E-commerce and Machine Learning thus far.

Q. When did you start your business, and how did you meet with your co-founders?

A. All the co-founders of Nilenso Software are friends, and we all used to work at C42 Engineering, and we used to meet at the Bangalore Ruby Users Group.

Q. How many staffs do you have now?

Q. What are your office hours?

A. Flexible but mostly 10 to 6 in office.

Q. Are there many female software engineers in Nilenso?

A. There are currently two female developers at Nilenso. We strongly believe in diversity in the team, and we try to encourage more women to join the industry. Last year, we mentored one team in rails girls summer of code. Also, we were trainers at the Bangalore Rails Girls.

Q. How do you grow programming skills?

A. Pair programming! We always pair program whenever we can. And our company's library is open, if you want to buy some technical books you can buy it for the library. We also try to buy technical books for delegates at conferences we sponsor

Q. is it hard to working without English?

A. Its not possible for us to work without English. Most of us have different mother tongues (Hindi, Marathi, Kannada), but we all communicate in English.

Q. how is typical engineer's career?

A. I think it is very diverse. Many people in software come from different backgrounds (commonly Computer Science, Electronic, Mechanical, or even English, Commerce). Typically a programmer can choose to continue as general purpose developer / architect, choose a special domain such as Machine Learning / Databases, or choose to become a Project Manager.

Q. How will you want to be in the future?

A. Thats a difficult question. We want to stay pretty small ~15 people. We are hopin to be a nice place to work everyday, with friendly people and interesting projects. We also must have sustainable work and good salaries.

--- comment of interviewer ---

I felt they are really geeks. they were always coding, talked about technical topic with excitement.

I've not visited their office many times, but I've met them many times. Because when i went to some meetup, always they were surprisingly.

Every member are concentrate to grow their skills, they care the next

generation, they support the diversity like Rails Girls. The great

high engineers working here. I think this is one of reason why

Bangalore is called "Indian Sillicon Valley".

I like their hacker mind very much, and envy of them little bit..!