もうすぐバレンタインデーですね。
バレンタインデーと言えば、わたしにとってはずっと「意中の男性にチョコレートを渡して想いを伝える日」というよりも、「チョコレートをテーマに自由にお菓子を作ってよい日」でした。
台所をチョコレートまみれにしても怒られないし、巷にはチョコレートスイーツを簡単に作れるキットや素材がたくさん売られているし、小さい頃から創作スイーツ作りをする上では大変すばらしい日だった記憶があります。
そして、そんな気持ちのまま、少女は大人になりました。
今年はこんなスイーツはいかがでしょうか?
ハート形土偶クッキー、ハート形土偶チョコ、ハート形土偶チョコレートタルト・・・。
バレンタインデーといえば、LOVE!
LOVEといえば、ハート!
ハートといえば、土偶です!
これは、群馬県(旧)吾妻町で出土した縄文時代後期(約3000年~4000年前)の超有名な土偶です。(写真の切手は知人からもらったものです。)
その顔の形から、通称「ハート形土偶」という何ともファンシーな名前で呼ばれていますが、もちろん縄文時代人が付けた名前ではなくて、後の現代人が「超かわいい!」と思って付けた名前です。(半分嘘です。)
(旧)吾妻町出土のハート形土偶は、先日東京国立博物館で行われた「国宝 土偶展」でも展示された重要文化財でして、東吾妻町ご出身の方は、ハート形土偶の町であることをかなり自慢してよいかと思います。
ハート形土偶スイーツのレシピはとても簡単。
ハート型土偶クッキーは、まずは通常のクッキー生地を既成のハートの型で抜いて、鼻と目を付けます。
そして、お箸の先で目と鼻の穴と口を付けて、これを焼けば完成です。
より土偶らしいクッキー生地を求める方はこちらをご覧ください。
ハート形土偶チョコは、既成のハート形シリコンシートを使いました。
シリコンシートは固まったチョコレートがパキパキきれいに剥がれるので、とても使いやすいですね。
ハート形土偶チョコレートタルトも、市販のハート形タルト生地を使いました。
キラキラのアラザンでデコるとかわいさ倍増。
様々なバレンタインチョコ作り応援グッズが溢れている現代において、困難なことはほとんどありません。既成のハート形のものを使いまくれば、ハート形土偶スイーツは簡単に作れます。
(わたしも近所のスーパーで売っていたものを組み合わせて作りました。)
ただ、ひとつ重要なポイントがあります。
これだけは守ってください。
ここを外さなければ大丈夫です。
ラッピングを工夫すれば、とってもかわいいプレゼントに!
友チョコだってOK!
今年のバレンタインデーにぜひいかがでしょうか?
ハート形の何かを作る時、思い出してください。
「そうだ、土偶がある!」・・・・と。
【イベント告知】
2015年2月1日 横浜市歴史博物館「博物館感謝デー」にて、土器型クッキー「Dokkie/ドッキ―」の試食配布を行います。
一度にたくさん作れないため、整理券がなくなり次第終了とさせていただきますが、配布前にしばらく展示をさせていただきますので、よろしければぜひお越しください。