「シビック」や「アコード」で米で最も盗まれやすいクルマの1位と2位を独占したホンダが、バイクでも盗難の数がトップだったという調査結果を入手したのでご紹介しよう。
NICB(National Insurance Crime Bureau:全米保険犯罪局)の調べによると、2012年に盗まれた二輪車46061台のうち、9082台がホンダ製だったという。前年2011年の46667台と比べれば若干の減少傾向にあるものの、盗まれたバイクが戻る率はわずか39%というから、ホンダのオーナーにしてみれば気が休まらないだろう。
ランキングを見ると、ホンダに続いて2位はヤマハ(7517台)、3位はスズキ(7017台)と続く。4位はカワサキ(4839台)、5位はハーレーダビッドソン(3755台)、そして6位にはスクーターやオフロード、ATVなどを作るTAOTAO(914台)がランクインしている。
また、州別ではカリフォルニア州(6082台)が最も盗難の数が多く、次いでフロリダ州(4110台)、テキサス州(3400台)、ノースカロライナ州(2574台)、インディアナ州(2334台)となっている。都市別のトップはニューヨークが903台で、ラスベガス(757台)、サンディエゴ(633台)、インディアナポリス(584台)、マイアミ(535台)と続いている。
結果を見ると、バイクの盗難はニューヨークを除き通年温かい気候の地域で多く発生している事が分かる。実際、盗難の発生が最も多いのは7月、8月、6月の順となっており、逆に最も少ないのは2月、1月、12月の順となっている。詳細が気になる方は、プレスリリース(英語)をご覧頂きたい。
(この記事は、2013年11月28日のAutoblogの記事「クルマだけじゃなくバイクも 米で最も盗まれやすいバイクはホンダ製」を転載したものです)