インターネット検索大手の米Google社から先週、完全自動運転車のプロトタイプが発表されたばかりだが、このクルマがさっそく物議を醸しているようだ。そこで今回は、自動運転車の危険性を懸念する立場から作られたコメディ映像をお届けしよう。
Googleはこれまで、トヨタ「プリウス」やレクサス「RX」といった市販車をベースに自動運転車の開発を進めてきたが、例えば映画『ウエストワールド』に描かれているような"ロボットの暴走"といった厄介な状況になってしまった場合には、ドライバーが自分でハンドルを握り、いつでも運転を代わることができた。しかし、このGoogleの自動運転車では、そういった"万が一への備え"はなく、運転を完全にコンピューターに委ねている。そこで、米人気司会者でコメディアンでもあるコナン・オブライエンは、Googleが開発したこの夢の乗り物にはまだ何らかのバグがあるのではないかという立場から、皮肉とブラックユーモアを交えた映像を作って公開した。
クルマのナビ案内には時々ちょっとしたミスがあることを思い出してほしい。そのミスを誰もフォローすることができないとしたら? 今回の映像は、この自動運転車を紹介するオリジナルのビデオに編集を加え、"もしもコントロール不能となったこのクルマに乗っていたら..."と誰もが恐怖を感じるような内容となっている。
ネコ好きの皆さんは、この映像をご覧いただく際にはご注意いただきたい。CGで作られたネコたちへの扱いにはきっと目を背けたくなるだろう。ビデオでは、そんなブラックユーモアで次世代の技術に対する悲観的な見方を表現しているが、皆さんはどう思うだろうか。
By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2014年6月7日「【ビデオ】もしもGoogleが発表した完全自動運転車に"バグ"があったら...?」より転載)