マツダは、10月30日(水)から一般公開される第44回東京モーターショーで、スポーツカーのコンセプト・モデルを世界初公開すると発表。そのティーザー画像をリリースした。まだ正式名称のないこのスポーツコンセプトは、新しさの中にスポーツカーの正統を感じさせる、マツダのスポーツカーの歴史を凝縮させたようなスタイリングになるという。この画像から判断するに、フォルムは人気の高いフロントエンジンの2ドアクーペで、伸びやかなスローピングルーフと、ボンネットとグリーンハウス(ガラスで固まれた部分の車室)のデザイン比率が古典的な美しさを醸し出している。
今年の東京モーターショーでは、こちらも日本初公開となる「越KOERU」コンセプトや、レース仕様車を含む数種類の「ロードスター」、世界で初めて実用・量産ロータリーエンジンを搭載した1967年型の「コスモスポーツ」などが一緒に展示される。我々は、このコスモスポーツが主に新型コンセプトのインスピレーションになった(車体後部が長いオリジナルとはプロポーションは異なるが)と見ている。願わくは、「RX-7」を小さくしたようなスポーツカーに仕上げて欲しいものだ。まだしばらく時間は掛かるだろうが、市販車として世に出る日を楽しみに待ちたい。
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By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2015年10月2日「Autoblog日本版」より転載)