このコラボレーションは非常に楽しみだ。イタリアの著名なデザイン・スタジオであるピニンファリーナが、偉大な元レーシング・ドライバーとして知られるエマーソン・フィッティパルディのマインドを注ぎ込んだスーパーカーを製作しているというのだ。
いずれプレイステーションの人気ゲームシリーズ『グランツーリスモ』にも登場するという、この「フィッティパルディ EF7 ビジョン・グランツーリスモ by ピニンファリーナ」と名付けられたマシンは、3月7日にジュネーブ・モーターショーでお披露目される予定だ。
今月1日にピニンファリーナが公開したティーザー画像には、巨大なウィングや鋭利なテールライト、傾斜したルーフのシルエットが写っている。エンジンはミドシップに搭載されているらしい。
これはフィッティパルディ自身がプロジェクトの指揮を取るフィッティパルディ・モーターズから初めて登場するモデルで、AMGのスピンオフ企業でもあるドイツのHWAがエンジニアリングを担当する。
ブラジル生まれのフィッティパルディは、F1で2度のワールド・チャンピオンに輝き、さらにCARTでも米国人以外で初のチャンピオンとなった経歴の持ち主だ。しかもインディ500を2度も制している。
現時点で明らかにされている情報は乏しいが、ピニンファリーナのプレスリリースによれば、「この比類なきプロジェクトには、フィッティパルディがサーキットで得た全ての知識が注ぎ込まれ、新たなエクスペリエンスを生み出す。そして世界中の全てのスーパーカー・エンスージアストたちのドライビングを向上させるだろう」とのこと。
また、フィッティパルディ・モーターズの公式サイトには、ぼやけたクルマの横から見た画像と共に「チャンピオンの夢、ドイツのエンジニアリング、イタリアのデザイン」と期待を煽る文句が書かれている。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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(2017年2月3日 AutoBlog日本版「ピニンファリーナとエマーソン・フィッティパルディが協力してスーパーカーを製作中!」より転載)