平昌オリンピックでは、カーリング女子日本代表(LS北見)が2月24日夜、イギリスとの3位決定戦に臨む。
初の4強入りを果たした日本チーム。23日の準決勝では韓国と対戦。最終エンドで日本が同点に持ち込む大接戦となったが、延長戦で惜しくも敗れた。
日本は銅メダルをかけて、24日イギリスと対戦する。
放送時間は?
カーリング女子3位決定戦(日本対イギリス)は24日午後8時5分から開始予定。試合の模様はNHK総合で放送される。
イギリス代表チームは世界ランキングでは格下だが、ソチ五輪の銅メダリストを要する実力派。20日の予選トーナメント第8戦で、日本はイギリスに競り負けている。
日本カーリング史上初のメダルをかけた大一番をどう戦うか、注目が集まる。
#カーリング女子 準決勝で韓国に惜敗した試合後、 #藤澤五月 が涙ながらに試合の感想と3位決定戦への思いを語りました #NHKピョンチャン#そだねーpic.twitter.com/hoYZJcWl8P
— NHKスポーツ (@nhk_sports) 2018年2月24日
■ルール概要
カーリングは1チーム4人で構成。一つのエンド(ターン)で各選手が2回、両チームで計16個のストーンを交互に投げ合う。全10エンドで、1試合は2時間半から3時間かかる。
対戦するチームが互いにストーンを投げ、最終的に円の中心に一番近いストーンを残したチームに得点が入る。最も中心に近い相手のストーンよりも、自分たちのストーンを内側に置くことができれば、その数だけ点数が入る。
カーリングといえば、ブラシで氷を掃く様子で馴染み深いが、氷を削ることでストーンの進む距離を伸ばしたり、曲げることができ、狙った位置にストーンをコントロールしている。
■後攻が有利
得点は、エンドが終わるときに円の中心に一番近いストーンを残したチームが獲得する。そのため、後攻が有利とされている。最終投で円の中心の一番近くにストーンを置けば、最低1点は得点できるからだ。
得点したチームは次のエンドで不利な先攻に回る。
■日本選手は...
日本代表チームは、北海道のLS北見のメンバー(藤沢五月、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、本橋麻里)で構成されている。「そだねー」「いーとおもーう」など、作戦会議中の北海道の方言や独特の口調にも注目が集まる。「そだねージャパン」という呼び声もある。
23日の韓国戦の試合前には、吉田知那美選手がカメラに向かってアニメ「ラブライブ」のキャラクターのポーズ「にっこにっこにー♪」を披露し、話題になった。
■掛け声、なんて言ってる?
試合を見ていると気になるのが、チームの掛け声だ。
「ヤー」、「ヤップ」(イエスの意)などの掛け声は「掃いて」を意味する。反対に「ウォー」(待て)は「掃かないで」という意味。
■やっぱりおやつが気になる
カーリングは「氷上のチェス」とも呼ばれ、相手の作戦を読み合う激しい頭脳戦が展開される。長丁場の試合時間とあいまって、選手の消耗は心身ともに激しい。
そのため、5エンドの終わりにハーフタイムを設定。選手らは水分や糖分を補給し、体力を回復しつつ、作戦を話し合う。この光景が「おやつ」としてテレビやネットで話題に。
いちごやバナナなどのフルーツや、「LS北見」の地元・北海道北見市の老舗菓子店「清月」が販売するチーズケーキ「赤いサイロ」も登場。選手が食べたことで脚光を浴び、注文が殺到。品薄のため、発送は3カ月待ちだという。