葛西、ファスナーが...あわや失格のミスに「うそーって」
8日にあった平昌五輪のジャンプ男子個人ノーマルヒル(NH)予選に臨んだ葛西紀明(土屋ホーム)が、違反になりかねないミスを犯していた。首元まで全部閉めなければいけないジャンプスーツのファスナーが、少し開いた状態で飛んでいたという。
「飛び終わって、(小林)陵侑に言われて、うそーって。焦ったー」。予選でK点に達する98メートルを飛んだ葛西。取材エリアに現れると、苦笑いしながら話した。ルールでは、スーツのファスナーは全部閉めて飛ばなければならない。ジャンプ後に画面で記録を確認したり、板を外したりする場で2人前に飛んでいた小林陵に言われて気付いたという。
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葛西は9日に自身の公式ブログを更新。予選を20位で通過したことを報告した上で、「まさかあんなミスを犯すとは自分でも信じられなーい! 失格になってもおかしくないミスでした」とつづった。
冬季五輪史上最多となる8回目の出場でも、緊張感があったよう。「この運を逃さず明日の本戦ではもっと!もーーーっと!!豪快で綺麗(きれい)なジャンプをしたいと思います!」と記した。
個人NHの本戦は、10日午後9時35分から行われる。(勝見壮史)
(朝日新聞デジタル 2018年02月10日 13時12分)
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