16歳女子高生、南極点から「サンドイッチ」で反撃 ユーモアで差別に対抗、世界から賞賛

「ほら、召し上がれ」

16歳の女子高生スキーヤー、ジェイド・ハマイスターは「ポーラー・ハットトリック」という偉業を達成した。これは、南極点と北極点、グリーンランド氷床の3カ所をスキーで踏破するもので、16歳は史上最年少だという。

その彼女が撮った一枚の写真が、ネットで大きな話題を呼んでいる。

今年1月10日、37日間に及ぶ冒険の末、南極のアムンゼン・スコット基地にたどり着いたジェイド。セレモ二アル・ポールと呼ばれる南極点標識の隣で、誇らしげに笑みを浮かべている。注目のポイントは、彼女が手に持っているサンドイッチだ。

一体なぜサンドイッチなのだろうか。

彼女は写真のコメントで、その秘密を明かしている。

この"あなた"とは、彼女に対して性差別的なコメントをした、あるネットユーザーのことだ。

話は2年前にさかのぼる。

ジェイドは、現代社会にはびこる性差別について、TEDで次のように語っていた。

若い女性というだけで、否定的なコメントを浴びせられます。「女性は少食で、着飾らず、痩せて、身の丈にあった野望を持て」「いつか白馬の王子さまが来て、救ってくれるのを待ってろ」なんて言われるんです。それは、「女は強くない」っていう男性的な決めつけではないでしょうか。

そして、今回。彼女のユーモア溢れる「反撃」は、世界中の人たちの心を動かした。

投稿には「おめでとう!最高にかっこいい」「あなたは強さと意思の象徴ですね。心からインスパイアされました」「めっちゃ笑った」といった、賞賛コメントが無数についている。

16歳にして、世界中の女性に勇気を与えたジェイド。彼女はこれからも、きっと新たな記録を打ち出していく。

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