鹿児島県肝付町の宮原ロケット見学場で2月3日、町役場が設置したロケットの巨大看板が突風で倒れるハプニングがあった。
世界最小クラスの人工衛星ロケット「SS-520」5号機が、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で午後2時3分に打ち上げられるのを見るため、。宮原ロケット見学場には1000人近い観衆が集まっていた。
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高さ約10メートルの「SS-520」ロケットの実物大の巨大看板は、2017年1月に打ち上げに失敗した4号機の写真を印刷したもの。打ち上げ当日の2月2日は、ゆるキャラの着ぐるみと子供たちが記念写真するなど、ロケット見学の盛り上がりに一役買っていた。
しかし、打ち上げ直前の午後1時50分ごろ、見学場内で悲鳴があがった。ものすごい突風が見学場に押し寄せ、立て看板が傾いたからだ。立て看板は、轟音とともに倒れた。付近にいた人はとっさに逃げて無事だった。周囲にいた観光協会のスタッフによると、けが人は、いなかったという。
薩摩川内市の竹之内英多(たけのうち・ひでかず)さんは、たまたま看板を撮影していたところ、看板が倒壊した瞬間をスマートフォンに納めた。
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竹之内さんは「まさかこんなことが起こるなんて...」と、ショックが覚めやらない様子だった。