国民的アニメ「サザエさん(フジテレビ系)」の新しいスポンサーに、ネット通販大手のアマゾンジャパン、ベビー用品専門店の西松屋チェーン、大和ハウス工業が決まったと共同通信などが報じた。名乗りをあげた10社ほどの企業の間で入札が行われたという。
1969年10月の放送開始時から48年間にわたり「サザエさん」のスポンサーであった東芝は、経営不振を受け2018年3月で降板。4月から新しい3社が「サザエさん」を支えるとみられる。
ネット上では「(サザエさんがAmazonを使えば)買い物しようと街まで出かける必要がない」「財布を忘れてもカード決済なので心配ない」など、長年愛されているテーマソングをひっかけた感想が相次ぎ、盛り上がりを見せている。
なお、フジテレビはハフポスト日本版の取材に対し「スポンサー契約に関する情報はお伝えできない」と答えた。
■高須クリニック、LINEが「落選」したもよう
東芝のスポンサー降板の報道を受けて、真っ先に後継のスポンサーに名乗りをあげることを表明していた高須クリニックの高須克哉院長。新スポンサーから漏れてしまったことを「広告代理店から報告」され、落胆のツイートをした。
高須院長はその後、フジテレビからお詫びがあった旨をTwitterで報告。「誠意はわかりました」と綴った。
LINEの取締役CSMO・舛田 淳氏は、同じくTwitterで落選を報告した。
「家族や友人のような存在になりたい」という理念を掲げる同社が、サザエさんの新スポンサー入りを狙っていたことを明かした。
【UPDATE:2月1日10時40分】
1月31日夜、日産自動車が「サザエさん」のメインスポンサーに決まる見通しになったと時事通信社などが伝えた。 スポンサーはメインの日産、新たに加わるAmazon、西松屋、大和ハウス工業をはじめ10社程度になる見込みだという。
2月1日、日産自動車広報部はハフポスト日本版の取材に対し「今はまだ、お答えできる情報はございません」と話した。現在も、提供スポンサーの1社に名を連ねている日産。東芝が担っていた「メインスポンサー」になるのか、正式発表は3月以降になるという。