インフルエンザの流行が拡大 推計患者数171万人に

九州を中心に西日本で拡大している
国立感染症研究所のホームページ

国立感染症研究所は1月19日、インフルエンザの流行状況を発表した。

5000の医療機関からの報告に基づく患者数(1月8~14日の推計)は約171万人で、前週(121万人)から約50万人増えた。1医療機関当たりの報告数は26.4人。厚生労働省によると、学級閉鎖や学年閉鎖、休校になっている学校や幼稚園は、161カ所となっている。

都道府県別でみると、医療機関当たりの報告数が多い順に、宮崎県(52.83)、福岡県(41.58)、大分県(41.21)、鹿児島県(40.58)、沖縄県(40.23)、静岡県(39.76)、長崎県(37.97)、佐賀県(34.97)、熊本県(34.69)、鳥取県(33.28)、山梨県(32.56)、愛知県(32.41)、香川県(32.06)、高知県(31.73)、福井県(30.59)、茨城県(30.15)の順となっている。九州地方を中心に、西日本で広がっているが、すべての都道府県で前週より増えていた。

年齢別では、40代が約23万人、5~9歳が約21万人、20代、30代、50代がそれぞれ約18万人、0~4歳が約17万人、70歳以上が約16万人、10~14歳、60代がそれぞれ約14万人、15~19歳が約12万人の順となっている。

厚生労働省結核感染症課は、ハフポスト日本版の取材に「例年通りなら1月下旬からピーク期に入る。引き続き注意して予防を呼びかけていきたい」と話した。

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