山尾志桜里氏、”子連れ出勤”問題で持論 「やれること100%やったのか」と聞くのは「余計なお世話」

「働いているから預かってもらうではなく、意識が変われば…」
山尾志桜里氏(2017年10月23日)
山尾志桜里氏(2017年10月23日)
時事通信社

熊本市議が7カ月の息子を抱いて議場に入ったことをきっかけに、子連れで職場へ行くことの是非が議論になっている。この問題について「保育園落ちた」問題を追及した山尾志桜里衆院議員(43)が12月13日、ラジオ番組で「日本は子育てがしにくい社会だ」と持論を展開した。

文化放送のラジオ番組「The News Masters TOKYO」で、パーソナリティーのタケ小山氏からこの話題をふられた山尾議員は、次のように答えた。

「例えば、自分には子どもがいるから配慮をして欲しいという時や、自分には子どもがいるから職場に同席をさせたいという時に、日本の社会では『あなたは保育園に預けるとか、実家に預けるとか、友達に頼むとか、やれる努力を100%したんですか?』と問われるわけですね」

「でも、それは申し訳ないけど、余計なお世話でね。なぜそこまで話さなければならないんですかと」

「親に預けようとしたんですけどダメでした、夫に預けようとしたけどダメでした、ママ友もどこも都合がつかなくて、やれること全部やったんですけど、どうしようもないので子どもを連れてきました、という説明を求められる社会、あるいは強いられる社会。そういう意味で、非常に子育てしにくい社会だと思いますよ」

山尾議員は、これからの幼児教育について、次のように話していた。

「働いているから預かってもらうではなく、短時間でも家の外で保育士さんや幼稚園教諭などの幼児教育の専門家による教育が受けられるということが、子どもにとって良いことだねという意識に変わっていけば」

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